薙刀式は中下段に重心がある。
それは僕の指が短いからだろうなんて思っていたが、
飛鳥配列と同じ理由であることに気づいた。
すなわち、
「親指キーとの同時押しのため、
親指キーと近くのキーを重視する」ということ。
薙刀式のセンターシフトは、
広義の親指シフト種である。
(同時押しではなく先押しの、いわゆるシフトだけど)
人差し指伸ばし上段や、
小指上段を捨て気味にして、
人差し指上段も嫌うのは、
そうした理由もある。
(僕が指が短いという理由もある)
なので、
薙刀式は上段にあまり重心を置いていない。
中下段の方が重い。
ただこれは右手に顕著なだけで、
左手はWERにも重心がある。
これは、キーが左に傾いているからだと考えられる。
左手下段が僕はずっと苦手で、
それは手首を回転したままさらに下段を打つのが、
窮屈だからだと思う。
その分上段は打ちやすくて、
これが左右の手で重心が微妙に異なる原因になっている。
ざっくりいうと、
左手は上中段に重心があり、
右手は中下段に重心があるような状態。
この非対称性はキーが左に傾いている、
非対称性が原因。
なので、
格子配列などの左右対称の物理を持つ自作キーボード系で、
薙刀式は大きく考え方を変えるかもしれない。
(17ピッチのキーボードなら数字段も楽に打てたので、
17ピッチ用の4段配列とかつくると、
面白いかもしれないなあ。
4段配列はほぼ単打に出来るから魅力はあるんだよなあ…)
ということで、
スペースキーひとつしか使わないが、
そのシフト率は24%程度なので、
いつ使ってもいいように、
重心は中下段がメインということになるだろう。
新下駄なんかは、使ってみた感触でいうと、
「中段中指薬指にアルペジオになりやすいキーに、
重心が集まっている」ような印象を受けた。
その配列のシフト方式と重心は、
無意識の関係があるかもしれない。
2019年01月29日
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