あまり使わない連接は、マイナー運指にするべきか?
あまり使わない連接だが、
重要な言葉だから、マイナー運指にするべきではないか?
このへんは配列設計の迷いどころだ。
薙刀式では、「ひと」がそれにあたる。
今、「ひ」をシフトにするか、単打にするかで迷っている。
「ひ」は濁音半濁音あわせても出現率0.9%程度に過ぎず、
シフトに落としても不思議ではない音だ。
しかし「ひと」は、とても重要な言葉。
さらに、
人の、人に、人目、瞳、ひとつ、一人、
などの更に長い連接を考えた場合。
これらはすべて、薙刀式では三つ目がシフトの音だ。
「ひ」をシフトにしてしまうと、
シフト→単打→シフトと、
シフトがばたばたしてしまうことになる。
なので、単打にして、
単打→単打→シフト
を採用することにした。
1gram、2gramでは決まらず、
3gramを考えて、
ようやく「ひ」は単打、
という結論に達する。
場所はXがいいかZがいいかまだ迷い中だけど、
いずれにしても「と」がDなので、
左手で「ひと」をアルペジオで打てるようになるだろう。
先例を見てみると、
飛鳥も新下駄も親指シフトも、「ひ」を単打に出している。
「と」が頻度的にも単打になるから、
「ひと」が左右交互の単打で打てるようになっている。
似たようなことを考えてそうしたのかもしれない。
なるべくシフトがばたばたしない、
というのは、配列図を見るだけでは想像が難しくて、
実際に触ってみて感じることだと思う。
薙刀式で「せ」や「え」をシフト側にするのは、
連続シフト側にして、シフトをばたばたさせないためだったりする。
頻度が少ないが重要な言葉を、
頻度が少ないからばたばたしてもよいとするほうが、
合理的な判断なような気もするが、
「重要な言葉」は、合理だけじゃ判断できないものだ。
月配列だと「ひ」がシフト側で、
それゆえ「ぴゃ」「ぴゅ」に5打かかるという欠点がある。
合理だからいいじゃないか、という割り切りの人と、
さすがにそれじゃあなあ、と改良月配列を作る人との、
分かれ目かもしれない。
薙刀式を始めて10日になります。これまで35年間は親指シフトでした。特殊なキーボードではなく、どんなキーボードでも日本語が入力できるように薙刀式を始めました。使っているキーボードはFILCOのMajestouch MINILAです。ほかに静電容量無接点キーボード NIZ 75EC(S) Proも使っています。
薙刀式のかなの位置は全部覚えました。ただ、タイプはキーボードを見ないと打てません。特に苦手なのはZとXです。間の悪いことに名前の「ひぐちまさひろ」にはzとxが頻発します。
それと打ち間違いが多いので、つい単文節で変換してしまうため、誤字が多くなりました。長文の変換で威力を発揮するGoogleの日本語入力の効果が出ないのです。
Ver11を構築中のようです。どんな配列になるか楽しみです。
Editor&Writerです。タッチタイプをマスターするには、やはり新聞のコラムの引き写しではなく、自分の創作文をタイプしないとダメですね。
薙刀式の完成を待ち望んでます。どうぞよろしくお願いします。
古い友人に広田さんと広瀬さんがいて、
気を使ってはいるのですが、
頻度的にどうしても「ひ」「ろ」はその辺になってしまいます…
手前に何かかまして、手前上げ奥チルトにすると、
下段は打ちやすくなると思われます。
(上げすぎると上段が打ちにくくなるので、いい塩梅を探してください)
僕はいま1.3ミリの木材で上げて、1.5ミリ高のパームレストを使っています。
2ミリ違うと全く感触が変わるので、いろんなもので試して、
結局木材を削って対応しました。
覚え方は、
二連接文字、三連接文字で指で覚えていくといいですよ。
連続シフトはそうやって覚えたほうが楽になります。
「まさ」とか。(左右でシフトが渡る場合は、最初の音の逆手と決めておくと楽です)
どんな配列であれ、
一ヶ月もあれば連文節変換に戻れると思います。
焦るとだめで、睡眠時間を大目に取るのもコツです。
寝ている間に運指が整理されるのは、
多くのタイパーの経験則のようです。
ちなみにv11の現在のバージョンでは、
ひXろAで、少しだけましになっているかも。
薙刀式の前は月配列∪9をかなり打てるようになってました。これといった不満はないのですが、薙刀式(これも入力しにくい)の「物書きのための配列」「長時間書き続けるための配列」というポリシーに共感して「速さを求めない」ことにしました。
これまで何年間も親指シフトのために、B割れのキーボードを探していて疲れ果てました。それはリアフォで一応の終着駅にたどり着きました。でも、キーボードでなく配列を捜す方が合理的だと気づき、ようやく薙刀式にたどり着いたというわけです。
キーボードを選ばない。このことがどれだけ心に平安をもたらすか。親指に関係ない人には分からないでしょう。もうキーボードを前に、いちいちスペールバーの長さと位置を食い入るように確認しなくてもいいのです。
さて、薙刀式。恥ずかしいくらいぽつりぽつりと打ってます。あ、これは呻吟しながら手書きで原稿用紙を埋めていたかつての時代とまったく同じだなと思っています。
二連接、三連接をブロックで指に覚えさせるというのはそのとおりで、タランとやってます。今は手書きような入力スピードですが、昔を懐かしみながらゆっくりと進んでゆこうと思います。
そのリアルフォースも第2世代になって、
スペースキーが大きくなってしまったという…
親指シフトは悪くないけど、
小指の酷使が僕にはきつかったです。
単文節変換のリズムにはいいかもしれませんが、
僕は一文入力してだらっと変換したいし。
月U9をもとにした同時打鍵系の下駄配列もなかなか良かったですよ。
暇があれば新JISセンターシフトも触ってみたいです。
薙刀式は片手アルペジオが楽なようにつくっているので、
速くなるのはそこからかも。
ある、ない、する、こと、して、てき、おも(う)、もの、まで、
や、拗音で加速感が味わえるかもです。
あと編集モードは上下矢印とシフト上下矢印と再変換だけでも使うと、
すごく楽になるのでおすすめです。
縦書き用なので、横書き用にするには最後の部分を改造してください。