なかなか短くて分かりやすい、
アイデアの形についての言葉。
https://mobile.twitter.com/R_Nikaido/status/1097278481581264896
これはゲームのことだろう。
物語だってそうだ。
「未来から、まだ受精もしてない息子を歴史から抹殺したくて、
母親である自分を殺しに来た」
ってワンアイデアを思いついても、
チェイスのアイデアや、
自己修復するメカのアイデアとか、
ほとんどしゃべらないサングラスのムキムキマンを役者に使うとか、
ネットワークが意識を持ってスカイネットになったとか、
未来から助けに来た男が自分の夫になるとか、
その男が持っていた写真を最後に撮られることになるとか、
「嵐が来るぜ」「知ってるわ」
というラストの見事なセリフの切り返しとかは、
いっぺんに出て来るものではない。
しかしこれらのアイデアたちは、
すべてたったひとつの、
最初のアイデアをきらめかせるための、
助けになるアイデアである。
実のところ、
「ひとつのアイデアを思いつけば勝ちだ」
という神話は、
そこから万のアイデアを出せる人の言葉だ。
「ひとつは思いつくが、それが限界」
という人にとっては偽の情報だ。
「ひとつ思いついた。あとはわかるな?」
の世界だということだ。
コロンブスの卵がわかっても、
卵を割ることしか出来なければなんの意味もない。
最初の芽と、最終的な実装の差は、
最後まで作った人しかわからない。
アイデアの個数を数えることに意味があるかはわからないが、
たとえば上に出した例「ターミネーター」の、
アイデアの数を数えてみると良い。
「未来から来た、母殺しの暗殺者」から、
すべては思いつかれていることに気づくだろう。
アイデアごとの系統樹をつくって理解してもいいと思う。
2019年02月21日
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