ブラインドタッチをしない人は、
FJにポッチが付いてることさえ知らないかもしれない。
僕は二年前まで知らなかった。
このポッチは真ん中を避けて、表面の下側に付いている。
真ん中だと使いにくいという配慮があるのは理解できる。
で、このせいで上気味の重心になってる説。
というのも、
僕はキーキャップを変えるのと早々に、
FJのポッチを捨ててやってきて、
久しぶりにFJのポッチを戻して見たら、
それに触るのが痛いことに気づいたからだ。
僕は、キーキャップを僕は早々に無刻印にした。
最初は、カタナ式を試行錯誤する中で、
刻印ありのキーを動かしていた。
最初はオールフラットなパンタグラフキーだからよかったものの、
ステップスカルプチャのhhkbにしてからは、
キーを段ごとにしか動かせないことに気づき、
キー入れ替えをやめた。
そうすると印字と文字がずれているのが気になり、
NiZに変えた時に無刻印キーキャップに変えた。
orz配列や4段も試してみたい、
という欲望もあったし、
左orzとか、カタナ式だと薬指小指を使わないから、
ギリギリまで手を広げることもできるぞ、
なんて試してた時期もある。
(最も左の列、TABとかCTRLを左中指で打てるように、
AHKで組もうとしたことも。
採用しなかったのは、結局左にキーが傾いていることのほうが、
問題であるとわかったからだ)
あるいは最下段も入れて5段にしてみるとどうか、
NiZならファンクション段もあるから、
6段はどうか、
ついでに109キーボードなら、
109も単打のカナが置けるのでは?(極論)
なんて考えていた時期もある。
(結局ミニマルに落ち着く)
で、
その試行錯誤時期にFJのホーミングは取っ払って、
ほかの中段キーと同様にしていたので、
物理キーキャップが足りなくなって、
ポッチありのFJをFJ位置に戻した。
ここら本題。
指が擦れて痛くなり、無意識にキーの上半分を叩くようになったのだ。
そうなると微妙にホームポジションが高くなり、
長い中指や薬指が、
上段キーをホームポジションにしたくなってくる。
カタナ式の大昔、中指薬指のホームを上段にしたバージョンもあった。
(よく使う母音Iが上段なのは、その名残)
そういえば、qwertyローマ字も、
重心は上段とよく言われる。
5母音のうち4が上段だからね。
この、上段に重心を求める無意識の裏に、
FJのポッチ避けがあるんじゃないか説。
ためしに、FJキーを外して小指外の中段キーと入れ替えてみるといい。
FJの真ん中でも下半分でも打てることに気づくだろう。
僕は指を前に滑らせて打つ前滑り打法で打つので、
その影響は余計に大だ。
下段キーが嫌いだとみんないう。
僕がそこまで嫌いじゃないのは、
センターシフトゆえ親指から離れたキーはやりにくいことと、
ポッチなしのFJのファクターがあるのかも、
と考えた。
30キーしか使わないから出来ることかもしれない。
広範囲な配列だと、ホームのポッチはいるのかもなあ。
DSAプロファイルだと、
ホームキーは凹みが大きくなっている。
僕はこれも取り除いたけれど、
これを使ったら、感覚は変わってくるかもしれない。
指の感覚の鋭敏さは、舌並みだ。
紙一枚キーに貼っても違和感を感じる。
ポッチならなおさら。
キーの凹みが、
シリンドリカル(円筒状に削られたもの)なのか、
スフェリカル(球状に削られたもの)なのかで、
運指の感覚が変わってくる。
具体的にいうと、後者の方が撫で打ちがやりやすい。
なので最近は、
OEMやチェリープロファイルのシリンドリカルより、
DSAのスフェリカルを好むようになった。
XDAやMDAのスフェリカル違いも気になってる。
PBT表面の梨地仕上げの滑らかさの差さえ気になるから、
違うメーカーのキーキャップの混在は難しい。
自作キーボードの人たち、
このへんのこと気にならないのかねえ。
配列作ってる人も、
既存のキーボードの論理だけを変更しようとしてるし、
両方改良しようとしてると罠にはまるのかしら。
(ちなみに僕が最終的につくりたいのは、
キーピッチ16基準で、キーの大きさが同じとは限らないパターンだ。
しかし現状のメカニカルスイッチ前提の自作キーボードでは、
キーピッチ18くらいが限界ではないかなあ。残念。
タッチパネルとか、投影型なら可能かなあ…)
2019年02月26日
この記事へのコメント
コメントを書く