金ロー効果か、カメ止めの評論が跳ねている。
色々探る人用に僕の結論をまとめておく。
・内田けんじ「運命じゃない人」や、アンジャッシュのコントと同じ構造で、
新しくもなんともない。しかも出来がいいわけではない。
・娘の「ホンモノの芝居」を求める様が、回収されていない。
そこまでして作った「ホンモノ」が、クソB級ゾンビ映画というのは、
無意識の皮肉だろうか?
・これが他の邦画と比べてマシ、ということに、
僕は邦画に絶望して筆を折りたいくらいだ。
・制作費は300万だが、人件費食費が0でなんとかなったレベル。
末端が報われない日本の老害構造。
ストーリー、仕組み、テーマ、業界をめぐる構造、
全てに批判をする。
あんたたち、もっといい映画をみな。
同じ構造に、
内田けんじ「運命じゃない人」「アフタースクール」「鍵泥棒のメソッド」
がある。アンジャッシュのコント集もいい。
「映画づくりは素晴らしい」というテーマなら、
「ニューシネマパラダイス」を見なさい。
2時間の通常版と、完全版(4時間くらい)の、
両方見るのがオススメだ。
完全版はおっさんになってから、あの彼女に会いに行くシーンがある。
ラストのあの名画たちの意味がまるで変わるので、
それは見るべきだ。
ゾンビ映画なら「バタリアン」、
ホラーなら「遊星からの物体X」「エイリアン」、
トラブルが起こるがなんとかして行くコメディなら、
「ラヂオの時間」を推しておく。
2019年03月09日
この記事へのコメント
コメントを書く