2019年03月09日

カメ止めへの結論

金ロー効果か、カメ止めの評論が跳ねている。
色々探る人用に僕の結論をまとめておく。

・内田けんじ「運命じゃない人」や、アンジャッシュのコントと同じ構造で、
新しくもなんともない。しかも出来がいいわけではない。
・娘の「ホンモノの芝居」を求める様が、回収されていない。
そこまでして作った「ホンモノ」が、クソB級ゾンビ映画というのは、
無意識の皮肉だろうか?
・これが他の邦画と比べてマシ、ということに、
僕は邦画に絶望して筆を折りたいくらいだ。
・制作費は300万だが、人件費食費が0でなんとかなったレベル。
末端が報われない日本の老害構造。

ストーリー、仕組み、テーマ、業界をめぐる構造、
全てに批判をする。


あんたたち、もっといい映画をみな。
同じ構造に、
内田けんじ「運命じゃない人」「アフタースクール」「鍵泥棒のメソッド」
がある。アンジャッシュのコント集もいい。

「映画づくりは素晴らしい」というテーマなら、
「ニューシネマパラダイス」を見なさい。
2時間の通常版と、完全版(4時間くらい)の、
両方見るのがオススメだ。
完全版はおっさんになってから、あの彼女に会いに行くシーンがある。
ラストのあの名画たちの意味がまるで変わるので、
それは見るべきだ。

ゾンビ映画なら「バタリアン」、
ホラーなら「遊星からの物体X」「エイリアン」、
トラブルが起こるがなんとかして行くコメディなら、
「ラヂオの時間」を推しておく。
posted by おおおかとしひこ at 13:13| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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