2019年03月17日

キャラクタードリブン

漫画の例だけど、
こんなんがあったので。
https://mobile.twitter.com/burumakun/status/1106858891856343040

普段僕が言ってることと真逆だね。
何か違うのか、ということを論じよう。


単純に、長さの差、
「一気に見るかどうか」の差だと思う。

映画ならば、
映画館ならばほぼラストまで見てくれる。

しかしもっと長期で見るものの漫画は、
ラストまで見てくれるとは限らない。

だから、キャラの魅力で引き続けるのだ。


これは、バラエティのひな壇にも似ている。
何をするかより、
誰がいるかで、
見続けられるということだ。

そして、
前者のことをストーリーといい、
後者のことをキャラクターという。

人気芸能人、キャラが集まれば、
何をしても数字はとれる。
鍋を囲んで喋ればいいだけだ。

キャラ売りなのか、
ストーリー売りなのか、
そこをはっきりと自覚するべきだ。


で、
ここでは、ストーリーについて特に考えている。
キャラクターが良くできていると、
満足してしまってストーリーをなおざりにする傾向がある。

極端に言えば、
(キャラクターメインの)漫画を実写化するときに、
(人気メインの)芸能人を集める、
というやり方そのものだ。

そして、二時間後、
クソみたいなストーリーを見せられた落胆が、
現在邦画を蝕んでいるわけだ。


映画脚本家に課せられた仕事とは、
オリジナルキャラクターをつくることと、
オリジナルストーリーをつくることで、
ストーリーをないがしろにすることではない。

極論すれば、
漫画にたいしたストーリーはいらないかもしれない。
「あれはどうなった!?」という気持ちより、
「あいつらはどうなった?」という気持ちが、
その漫画を読み続ける動機のような気がするからだ。

もちろん、映画ストーリーでもそうなる可能性はあるが、
たかが二時間の付き合い、ということを忘れないことだ。
映画は短編だ、
という僕の主張もわかるだろう。


さて。

あなたは、どれくらいの間の集中力の話を書いている?
それに応じて、
キャラクタードリブンなのか、
ストーリードリブンなのか、
自覚的に書き分けるべきだろうね。
posted by おおおかとしひこ at 19:25| Comment(2) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
リンクのサンプルしか読んでませんが、この漫画家さんテーマと構造を混ぜて話してませんか?
女の子の書いた間違った答えは、テーマを書けといったのに構造を書いてしまったって話なのに、間違ったテーマだといっていて脳がうんにょりします。
Posted by コギー at 2019年03月26日 01:34
コギーさんコメントありがとうございます。

かように、「テーマ」という言葉は混同されていると思います。
「これはテーマじゃない、構造だ」とこの人に突っ込むと、
おそらく「テーマとは『言いたいこと』だ」
と、更なる誤解を広げることになるでしょう。

主たるモチーフ(点の要素)、構造(時系列を含む)、
それを使った間接話法で言っていること、
これら全てが、世間では「テーマ」というワードで混同されています。
なので、そのへんは過去記事に詳しく書きました。
(音楽における「主題部」なんて、ただのフレーズです。
別の芸術の言葉が流入することで、混乱に拍車がかかっています)


こういうときは、細かい部分にとらわれず、
相手の言おうとしていることを汲むのが大人の対応かと。
Posted by おおおかとしひこ at 2019年03月26日 12:42
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