自分は一体何を書いているのか、
時々わからなくなることはよくある。
その対処法のひとつ。
自分の今書いてるものと、
逆の世界観はなんだろうと考えてみよう。
たとえば、
ふざけたコメディならば、
自分はいまシリアスを書いてるんだなとわかる。
ブラックなコメディで風刺や毒がきついなら、
柔らかいコメディを書いてるんだなとわかる。
冒険小説っぽいダイナミックなやつなら、
平坦で日常が舞台のやつかもしれない。
日常のあれこれのリアリティなら、
非日常のファンタジーかもしれない。
人間に信頼がおけるなら、
人間に信頼を置けない話を書いているだろう。
あるいは、男女7人みたいな華やかなものなら、
男臭い話を書いてるのかもしれない。
色々な逆があるので、
ひとつに限らなくて良い。
色々な逆から、
自分の書いてるものは何かを照射するわけだ。
勿論、その過程で似てるものを探しても良い。
これに似てるがここが違う、
というのをリストアップするのもよいだろう。
最終的に、
自分の書いている世界観を、
○○の真逆の△△で…
というリストが出来る。
そうしたら、
○○を削れば、
あなたの世界観になるはずだ。
ああ、自分はこんなものを書いていたのか、
と意外な言葉で知ることになる。
もちろん、知っとるわ、
という言葉があることもあるけど、
自分が書くのは、
「他人から見て」こういうものなのだな、
と言葉で表現することは、
自分からは難しい。
ということで、
逆の世界観を、鏡に使ったわけだ。
おれ、何書いてるんだっけ。
全く逆のものから構築してみよう。
何か発見できるかもだ。
2019年03月18日
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