さらに形を工夫して、よくなった。
横から。
このような三種類の打ち方ができるように削られてある。
親指はどのようにしてキーを打つべきか?
親指シフトの結論は、
「親指は他の4指と比べて、横に出ている。
そして、他の指と連動し、ものをつかむようにできている」
というものだった。
しかし、実際のところ、
実装された親指シフトキーは、
上の図でいう左の、「上から指の横の部分で叩く」ような構造になっていた。
「おばけの手(猫の手)」で上から打つようなやり方でも、
あくまで指先で突き刺すような打ち方になるのであり、
「ものをつかむ」ようなキーの打ち方が実現したわけではない。
僕の作成した木製親指キーは、
曲面の構造が、
つかむ方向に親指を滑らせることに適している。
側面に親指キーをつけるのがベストだが、
今の所メカニカルスイッチを真横にうまくつける方法がないため、
横に滑らせる力で、結果的に下に押下される、
ななめの力で押されることで実現した。
上から親指を叩く打法では、
激しい使用で腱鞘炎を引き起こす。
そもそもの親指の「つかむ」自然な動きではないからで、
弱い筋力を酷使するからだ。
事実、僕は腱鞘炎になった。
「つかむ」方向の打鍵では、
自然な力の使い方であり、
今僕の親指腱鞘炎は快方に向かっている。
(ただし、下になる面が滑り抵抗をうけ、
そこの皮がやや厚くなったような…)
この親指キーでは、
ついでに、「親指を伸ばす力で打つ」打鍵にも、
対応できるような曲面になっている。
無意識に親指を全然違う方向に伸ばすことで、
同じ運動の繰り返しを避けていることに気づいたからだ。
ということで、
この親指キーを装着するだけで、
1Uのキースイッチさえあれば、
「つかむ打鍵」「叩く打鍵」「伸ばす打鍵」
のすべてに対応した親指の動きで打つことが可能になるという次第。
左右分割キーボードの端にしか使えないが、
真似できる方はやってみてはどうだろう。
ちなみに、
僕は次回の自作キーボードイベント「ゆるキー」に出てこれを展示するので、
次の土曜日恵比寿に来るとこの親指キーをさわれます。
20gの軽さのキーボード、味わいたければどうぞ。
親指シフターって、親指痛くならないの?
センターシフト30%程度で、
僕は親指が痛くなったよ…
だから物理の改造をこころみている。
ほんとにあのスペースバーが、親指の向きと動きにベストなのか?
ぼくは、違うとおもっている。
ということで、23日(土)の「ゆるキー」に出かけてみたいと思います。イベントに申し込みましたが補欠でした。
ただ病のため動作が不安定です。
会場ではどうぞよろしく。
補欠でも当日入れるのかはちょっとわかりませんが、
会えたら会場で。
万年筆の話も聞きたいのでこだわりのやつが見たいですね。