NGTの記者会見が、歴史的に面白いと評判。
不問に付すとして事なきを得ようとする運営の記者会見中、
暴行(未遂?)された山口さんが、
リアルタイムでツイッターで反論、
それを記者が現場で拾い、
運営側に間違い(意図的隠蔽?)を正させるという、
前代未聞の中継プレイ。
そしてそれを、生放送とツイートで見守るという、
ネット民の構造。
スポンサーに固められ、
何も冒険できなくなった地上波テレビでは全く出来ない、
真のリアルがここにあった。
僕はまとめサイトなどでその空気感を知っただけだが、
ファンと繋がっている闇とか、
それを隠蔽する文春とか、
新潟の土地のせいにした発言とか、
とにかく登場人物全員が劇場型だ。
「新しい劇場型アイドル」と誰かが言っていた。
まったく、事実は小説より奇なり。
フィクションというのは、
これに勝つほど面白くならなければならない。
どうやってか?
僕は、情報の整理で、だと思う。
もし今回の一連の騒動を映画化するとしたら、
あなたはどの登場人物を残し、
どの要素をカットするか?
多少創作を入れても良いとしたら、
どういう場面をつくるだろうか?
ある事件を、
それが本当のことか架空のことかはどっちでもよく、
物語的に劇的であれば、
それはシナリオに書くことができる。
この記者会見がクライマックスで、
「その後グループは解体した」
と字幕で終わる映画になるかもしれないし、
まだつぎのクライマックスがあるかもしれないけれど。
どこからどこまでを、
どのように整理して切り取るかは、
脚本家次第だということだ。
どう整理して、どう結論づけるのか、
つまりまとめるべきテーマはなんなのか、
それが脚本家の腕だ。
この場合はアイドルの虚実、
本人だけではなくバックも含めて、
あたりがモチーフになる。
テーマはそうだな。
「組織を守るための嘘は弱い」かもしれない。
あなたはどうまとめる?
事実は小説より奇なり。
しかしフィクションは、事実より整理されていて、
ひとまとまりに捉えられるようになっていて、
だから時代を超え、世界を変えられる。
2019年03月23日
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