すべてのキーを20グラムに換装していたが、
SDKLの4キーだけ25と、偏荷重にしてみた。
とくに薙刀式では、KLは「い」「う」の、
最頻出のキーに当る。
20は快適なのだが、
ときどき強く無意識に打つときに、
指先が痛くなることがあった。
それを受け止めるために静音リングをかましたが、
それでも足りない気がしたので、
偏荷重にしてみたという経緯。
最初は人差し指のFJも重くしてみたが、
それはそんなに効果がなかった。
短い指である人差し指のホームへのタッチ感覚にくらべて、
長い指である中指薬指のタッチが難しいからこそ、
ついついつよく打ってしまっている、
という現象だったと推測される。
僕はやっぱり人差し指が基準で、
中指や薬指はそれよりも鈍い。
だから、いい加減な神経しか通っていない感覚がある。
逆にいうと、人差し指の繊細さでほかの指を扱えない。
ので、どうしても、
長くて鈍い指は振り回されているのだろう。
それが軽いバネだと、
受け止め切れていなかったと考えられる。
小指は弱い指なのでそのまま20とした。
また、25にしたのは中段のみで、
上段下段は20のまま。
つまり、SDKLだけが25、
というへんてこな偏荷重となった。
ちなみに30も試みたが、
20と差がありすぎて違和感があった。
なので、結論だけでいうと、4キーだけ5グラム増、
という感じ。
自作キーボードは、こうやって自在に、
押下重すら変えられる。
既製品にはない魅力だ。
(5グラム単位のテストは、
NiZについてきた10グラムバネ及び半分に切ったものでやっている。
数値決定後、遊舎工房で単体バネを購入してる)
NiZのオール35グラムの時には、
こんなに繊細に特定の部分だけ痛くなる、ってことはなかった。
もっと全体的に疲れていたのだろう。
20にすることによって、
もっとキーのひとつひとつが際立ってきているように思える。
ということで、
少しずつ改良が加わっている俺キーボード。
配列を改良するのもよいけど、
こうやって頻度や指の性格によって、
物理を変えていくのも面白い。
(あまりにもおかしなことになるなら、配列を調整することになるだろう。
配列の調整より微妙な感覚)
あと、左右分割にしたことで、
「その左右の距離はどれくらいにするのが適切か」
という問題が出てきた。
数センチ、
30センチくらい(タブレットを挟めるくらい)、
15センチくらいを試して、
いま15くらいに落ち着いている。
これは肩巾や姿勢と深く関係しているように思えるので、
収束してきたら、
腕の構えとともにまとめてみたい。
2019年04月05日
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