以前まで使っていたケースは、ガワを一周させるタイプだった。
だが、miniAxeのミニマムなフットプリントに比べ、
厚み3mm分、左右前後でいうと6mm大きくなってしまう。
それが嫌だったので、こんなケースを作ってみた。
白木の部分はヒノキ製。
miniAxeも自作キーボードの大体も、
PCBをトッププレートとボトムプレートで、
はさみ込む(スペーサーを介して)、
という構造になっている。
miniAxeの場合、
上のスペーサーが3mm、
下のスペーサーが3.5mm(くらい?)
なので、
そこに角材のようなものを挟み込めばいいのでは?
と思い、実行してみたわけだ。
最初は外枠的なものをつくり、
柱のようなものを渡そうと思ったが、
意外と外枠をネジとプレートで挟むだけで、
摩擦で止まることが分かった。
なので、フットプリントと外ラチ合わせで角材を組んだ。
ヒノキの3mm角材、4mm角材が東急ハンズで手に入る。
それを切り、サイズを整え、
角を45度に切る(金ヤスリでけずるだけ)。
あとは木工ボンドではり合わせるのみ。
形が崩れないように端切れでマスをつくり、
そこに静置すればOK。
上のものは3mmでぴったりだったが、
下のものは4mmでつくり、3.5に削るのはばらつきが出そうだったので、
そのままねじで挟み込んでも大丈夫だった。
今回つくってわかったのは、
アクリル板もPCBも正確に90度が取れていないことだった。
上部が95mmなのに、下の部分足したら1mm多いとか、
微妙に四角からずれているという…
以前つくったチークによる外枠は、
手の精度のせいだろうと思っていたが、
以外とPCBやアクリルの工作精度があるのかも。
使用木材はヒノキ。
削るとヒノキ風呂の香りがする。
以前のチークが濃いめだったので、
白木っぽくしてみたかった。
とりあえず何もしてない無垢仕上げだが、
汚れてきたらくるみ油がいいらしい。
ヒノキは高級なイメージがあるが、
この材料程度なら300円だ。
(正確にいうと、角材5本セットのうち1本で足りたので、
60円で出来てしまったことになる)
ヒノキは加工しやすいくせに(とても柔らかい)、
ヤスリで磨くとつるつるに硬くなる、不思議な木だ。
日本固有の木だから安価に手に入るのもよい。60円だし。
とりあえず寿司のカウンターのような白木でフィニッシュとした。
これをはさみ込むことで、
打鍵感がとてもシャープになったのに驚いた。
アクリルがこれまではたわんでいたのだろう。
オシャレ以外の実用にもオススメ。
ちなみに、上は挟むだけでいいけど、下が結構地獄。
USBコネクタの部分を削らないといけないのは覚悟していたけど、
リセットスイッチ、ホットスワップコネクタの一部と干渉することがわかり、
そこの部分を彫刻刀でえぐっている。
結構手間。
量産するには手間がかかるので、売りません。
写真はいい角度から撮っているけど、以外とはみ出しとかあるので、
売りもんとしてはいまいちかも。
ちなみに、
キーキャップはチェリーにしてみた。
OEMより凹みのアールがゆるく、打ちやすく感じる。
上段は先日と同じく逆付け。
親指は斜めに凹をつけた木製(チーク)自作キーキャップ。
残りの親指はDSAのターコイズカラー。
(それほど使わないので、差し色でオシャレに)
さらに、ゴム足を付属品の4mm高から、
miniAxeLPについているであろう、2mm高のものに替えた。
3M製だと思う。これも東急ハンズで買える。
低くなったことと打鍵感が硬質になったこともあり、
SDKLのスイッチは25gと一段重くしている。
長い指の中段は、結構強く打っていることを自覚した。
ほかはこれまでと同じ20g。
よりminiAxeのミニマル感が強調されたようなケースとなったと思う。
2019年04月15日
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