2019年04月15日

【薙刀式】【miniAxe】自作ヒノキケース

以前まで使っていたケースは、ガワを一周させるタイプだった。
だが、miniAxeのミニマムなフットプリントに比べ、
厚み3mm分、左右前後でいうと6mm大きくなってしまう。
それが嫌だったので、こんなケースを作ってみた。
白木の部分はヒノキ製。
ヒノキ.jpg



miniAxeも自作キーボードの大体も、
PCBをトッププレートとボトムプレートで、
はさみ込む(スペーサーを介して)、
という構造になっている。

miniAxeの場合、
上のスペーサーが3mm、
下のスペーサーが3.5mm(くらい?)
なので、
そこに角材のようなものを挟み込めばいいのでは?
と思い、実行してみたわけだ。

最初は外枠的なものをつくり、
柱のようなものを渡そうと思ったが、
意外と外枠をネジとプレートで挟むだけで、
摩擦で止まることが分かった。
なので、フットプリントと外ラチ合わせで角材を組んだ。

ヒノキの3mm角材、4mm角材が東急ハンズで手に入る。
それを切り、サイズを整え、
角を45度に切る(金ヤスリでけずるだけ)。
あとは木工ボンドではり合わせるのみ。

形が崩れないように端切れでマスをつくり、
そこに静置すればOK。

上のものは3mmでぴったりだったが、
下のものは4mmでつくり、3.5に削るのはばらつきが出そうだったので、
そのままねじで挟み込んでも大丈夫だった。


今回つくってわかったのは、
アクリル板もPCBも正確に90度が取れていないことだった。
上部が95mmなのに、下の部分足したら1mm多いとか、
微妙に四角からずれているという…
以前つくったチークによる外枠は、
手の精度のせいだろうと思っていたが、
以外とPCBやアクリルの工作精度があるのかも。


使用木材はヒノキ。
削るとヒノキ風呂の香りがする。
以前のチークが濃いめだったので、
白木っぽくしてみたかった。
とりあえず何もしてない無垢仕上げだが、
汚れてきたらくるみ油がいいらしい。

ヒノキは高級なイメージがあるが、
この材料程度なら300円だ。
(正確にいうと、角材5本セットのうち1本で足りたので、
60円で出来てしまったことになる)

ヒノキは加工しやすいくせに(とても柔らかい)、
ヤスリで磨くとつるつるに硬くなる、不思議な木だ。
日本固有の木だから安価に手に入るのもよい。60円だし。

とりあえず寿司のカウンターのような白木でフィニッシュとした。


これをはさみ込むことで、
打鍵感がとてもシャープになったのに驚いた。
アクリルがこれまではたわんでいたのだろう。
オシャレ以外の実用にもオススメ。

ちなみに、上は挟むだけでいいけど、下が結構地獄。
USBコネクタの部分を削らないといけないのは覚悟していたけど、
リセットスイッチ、ホットスワップコネクタの一部と干渉することがわかり、
そこの部分を彫刻刀でえぐっている。
結構手間。

量産するには手間がかかるので、売りません。
写真はいい角度から撮っているけど、以外とはみ出しとかあるので、
売りもんとしてはいまいちかも。



ちなみに、
キーキャップはチェリーにしてみた。
OEMより凹みのアールがゆるく、打ちやすく感じる。
上段は先日と同じく逆付け。
親指は斜めに凹をつけた木製(チーク)自作キーキャップ。
残りの親指はDSAのターコイズカラー。
(それほど使わないので、差し色でオシャレに)

さらに、ゴム足を付属品の4mm高から、
miniAxeLPについているであろう、2mm高のものに替えた。
3M製だと思う。これも東急ハンズで買える。

低くなったことと打鍵感が硬質になったこともあり、
SDKLのスイッチは25gと一段重くしている。
長い指の中段は、結構強く打っていることを自覚した。
ほかはこれまでと同じ20g。


よりminiAxeのミニマル感が強調されたようなケースとなったと思う。
posted by おおおかとしひこ at 16:00| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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