2019年04月17日

【薙刀式】最近できた配列いろいろ

薙刀式も安定してきたので、
よその配列が気になり始めてきた。

月光、いろは坂、川月が最近完成したようなので、
取り上げてみる。


【月光】
https://mobile.twitter.com/fsktakahasi/status/1114133110998704130
月配列で使われている中指前置シフトの、
文字並び替え版といったところか。
中指シフトのみ、
MS-IMEのみの実装、
というところに特化しているようだ。
配列図がシンプルになるのがいいなあ。

濁音半濁音は後置。
小書きは別置。「ょう」に特にこだわりを感じる。
句読点と中黒、記号は動かせない縛り。

長音は小指外アンシフトと、薙刀式と似たようなポジショニングを感じるが、
右小指が「い」なのが、僕だと小指痛めそう…。
他にも頻度の高い音が僕には無理そうな場所にいて、
随分指のプロフィールが違うんだろうなあ、
と感じる。
(作者のtkenさんは月Tの作者氏。
他に蜂蜜小梅も併用していて、どんな気分なんだろう)
もっとも、そんなに長文を書く用事はないらしいので、
日々のことを書くには、こんな分布のほうがささっと書けるのかもしれない。
とくに左手中段の、「し」「か」「た」あたりが、
すごい割り切りだなあと感じた。
これなら中段がらみの運指がとても多くて、
指の重心がホーム段なんだろうなあ、
などと想像する。


【いろは坂】
https://mobile.twitter.com/mentype2/status/1109985843710574592
作者のめんめんつさんはJISカナ経験者らしく、
手が広い範囲をカバーできる能力があるのだろう。
「なるべく広く単打を増やした結果」
のような配列になっている。
左一列、エンターの上下、親指範囲、appキー?
にまでカナをばら撒いている。

頻度の高い濁音別置、低いものは同置、半濁音は別置。

ホームポジションも独特で、
これだけ手の能力が広いと楽しいだろうなあ、
と思ってしまう。
僕は手が小さくて、試しに
16mmピッチのパンタグラフキーボードを買って、
「おや?今ならJISカナぐらいに指が届くのでは?」
と思ったのだが、USキーボードだったというオチがある。

実装はかえうち限定かつキーボードを選び、
なおかつ人も選ぶだろうけれど、
こういう特化型もおもしろいと思う。
「Xタイパーがいろは使い」なんて夢があるじゃない。
人がどこまで行けるのか、アスリート的な興味。
qwertyとJISカナがオリンピックだとしたら、
こういうなんでもありのパラリンピックも見たいよね。

折り返し打鍵が多く、段超えが少ないという運指は、
是非動画で見てみたい。


【川月】
https://mobile.twitter.com/madeinwariofan/status/1098938970396798978
月配列×川上漢点字という、
漢直配列。
漢直は男の夢だと思うので、
実際どういう入力になるのか、速度も込みで、
これまた動画で見てみたい。
「慣れれば最強」だとは思うが、
負担はどれくらいなのか、そのへんを見積もりたくて…。

僕は「漢字は2ないし3カナ(ほぼ拗音)で、
薙刀式だとほぼ2アクション以内」と見積もり、
変換確定再変換の操作キーも配列内に取り込むことで、
全体の労力を減らしたが、
漢直がどれくらい脳と文章を直結させるかには興味がある。
(僕の手書きは漢直で、漢字は概念と文字を対応させる機能がある)

あと、コードを思い出せない時のリカバリの仕方とか、
そういう実践的なやり方にも興味がある。
(漢字コードを忘れたとき、交ぜ書きで変換できるところまでは想像出来るが、
じゃあどう入力すれば良かったのか正解を示してくれると最高だなあと。
漢字テーブル見て探せないと思うので…)



ちなみに蛇配列(4段カナ、拡張入力で擬似単打)は、
まだ開発途中のようだ。



人にも色々あるし、文体も色々あるし、
文章用途にも色々あるから、
入力の仕方は千差万別であって良いと思う。
ただそれがどういうものがあるのかを、
うまく知ることが肝要だと考える。

やっぱ動画で示すことかなあ。
暇ができたら作者に突撃かけて、
各配列動画集なんて作ってもいいかも知れない…
動画のフォーマットが統一されてると比較しやすいし…

(camiさんが打鍵→キーボードgifに変換してくれるものを作ってくれてるので、
それを利用すれば打鍵動画がさらに作りやすくなるかも(催促))


あとはなんといっても自作キーボードかつ自作配列だね。
誰かやってねえのかなあ。
(そもそも自作キーボードやってるのはエンジニアで、
コーディング中はコメントぐらいしか日本語書かないだろうし、
英語でコメント書いちゃう人もいるし、
ドキュメントすら英語の人いるからなあ…)
posted by おおおかとしひこ at 12:04| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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