新下駄配列で「もちろん」が良くない運指であることを知り、
意外な気持ちなのだ。
https://mobile.twitter.com/camisoulmax/status/1119832427856162819
()で同時打鍵を表記すると、
(FK)T(VL)F
だ。左人差し指の縦4連、FTVF(段超えあり)に、
和音KLが一個おきに加わった感じ。
経験的に、一個おきの同時打鍵は僕は苦手。
新下駄といえば連接の良さだ、
と勝手に思っていたのだが、
意外な落とし穴があるもんだなあと。
いや、新下駄は連接が良すぎるから、
この程度の瑕疵でも気になるのかもしれない。
ちなみに薙刀式では、【】でセンター連続シフトを表記すると、
【KG】A,
だ。スペース押したまま左右交互、離して左右交互。
「もちろん」に関してだけいえば薙刀式のほうが良運指。
(速さはどうだろう。
連続シフトは離し部分が必要でそこがボトルネックになる)
僕は、
「思考や表現の基本になるパーツほど打ちやすくあるべき」
だと思っていることは先にも書いたが、
「もちろん」という言葉は、
僕的にはことばの基本パーツだと思っていて、
それが打ちやすくないのはおかしなことだと考えている。
もちろん、ただ一語をもって新下駄がダメなわけがないし、
薙刀式が勝ったと言いたいわけでもない。
結局はトータル勝負なので、
全体で見ないとなんとも言えない。
(そしてトータル速度的には多分新下駄の方が速い)
ちなみに、「もちろん」からは、
きっと、「ある」「ない」「そうだ」「そうじゃない」「違う」
なんて言葉の展開があるだろうから、
その一連も薙刀式では容易に打ちやすくなっている、
と、ここぞとばかりにアピールしておこう。
僕の言っていることはそういうことで、
言葉というのは一語一語のパーツに、
接頭語や接尾語や活用や助詞などをくっつけて、
そしてよくある組み合わせに連接しやすくなっているものだ。
(確率100%なのは係り結びとか枕詞とか)
だから、
それらの基本パーツや基本パーツ同士の連接がしやすいようになっているのが、
優秀な配列だと考える。
それがたまたま「もちろん」一語で薙刀式優勢、
というだけに過ぎず、
結局は「基本パーツやその連接全体」で考えるべきと思う。
(たとえば薙刀式では「ふえる」「みせてみる」「やすい」は、
結構打ちづらい)
日常使う語彙は、3000とも10000とも言われる。(要出典)
その集合で各配列の打ちやすさを総計すれば、
僕の考えていることのスコアが出るかもしれない。
(それに何を加えて何を落とすか、
打ちやすさをどう数値評価するかは、議論百出だろう…)
あるいは、「自分の語彙」でそれらを比較できたら、
とても面白いだろうね。
(単純なn-gramではなくて、
構文解析による単語間の統計になるだろうけど)
今のところ、それらを手で評価して、
「なんとなくこっち!」で選ぶしかないのが、
配列の難しいところだ。
2019年04月22日
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