2019年04月26日

こういうのを、上手なポスターというのだ

https://mobile.twitter.com/inspi_com/status/1110922066360848384


ビジュアルが謎かけになっている。
意味がわかった時、それがテーマになる。

そのビジュアルのシンボル性の、
シンプルさや鮮やかさが、
スピード感と記憶の深さを決める。


いいビジュアルとは、
単に美しかったり、
単にインパクトがあったりするだけでは、
まったくだめだ。

意味との関連が問われる。


ブロッコリーみたいなポスターしか作れない糞宣伝部は、
このポスターを100回模写すればいいんじゃない?

そして、黒じゃなくて赤にするとどうなるかとか、
全体のトーンを派手にしたら黒とどういう関係になるかとか、
キャスティングを変えると印象や意味がどうずれていくか、
試してみればいいんだ。

その失敗から、
なぜこのビジュアルがシンプルなのに深く、
スピード感があり、記憶に刻まれるのかを、
分解できるようになっていけばいいのだ。


日本にはいい写真広告がない。
僕は97%ぐらいのグラフィック広告は糞だと思っていて、
それを担当する人の職業名に、
アートの冠がついている意味がわからない。
芸術でも技術でもデザインでもないくせに。
posted by おおおかとしひこ at 01:06| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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