2019年06月04日

【薙刀式】漢字変換はカナタイピングと同じくらいかかっている説

あくまで経験則であるが、
カナタイプにかかる時間と、
変換し、確認して修正する総時間が、
大体同じなのでは、という仮説。


僕は、タイピングゲームだけで文字入力システムを測ることは、
よくないと考える根拠がこれだ。
日本語は英語と違う大きなところがあって、
漢字変換などのIME操作がウェイトを占めることは、
いうまでもないことだろう。
問題が、それがどれくらいのウェイトなのか、
ってことだ。

それを見積もると、
ただカナタイピングをしている時間と、
同程度なんじゃないか、って仮説。


僕の場合、漢字変換して誤変換しないだろうな、
という区切りでよく変換をかけることが多い。
あるいは、ひらがなでそのまま行ける部分だと、
変換をかけると漢字にされてしまうだろうなあ、
って予測すると、スペースを押さずにエンターで確定してしまう。
その二つを使い分けていることが多い。
(上でいうと、「こと」はひらがなにしたいので、
「分けている」までで変換して、「ことが」確定、
などで操作している)

そんな判断やら、誤変換修正やらは、
ただ文字タイピングしている時間と比べ、
どれくらいの量があるんだろう、
というのが長年の疑問だった。


で、いま大体タイプウェル常用語で60秒なので、
その最大ペースで書いたとして分速280カナ、
2800カナ/10分書けることになる。
また、調子いい時で1500文字(変換後)/10分の統計があるので、
漢字は複数のカナを含むと考えると、
おおむね倍くらいの差があると考えられ、
冒頭の仮説にたどりつく。

ではただカナだけを打っていて、
ライブ変換に全部任せる(誤変換や漢字ひらがなの選択は無視)と、
倍くらい書けてしまうのだろうか?

文章を思いつく時間は考えないとして。
どっちにしても修正していくと、
結局は同じくらいタイムロスするのではないだろうかね。
あとで遡ることがとても面倒になり、
遡ると先が蒸発してしまうから、
二周目が必要になるだろう。
(ライブ変換を使うコツは、親指シフトのshioさんによれば、
誤変換を恐れず放置することらしい。
それは作家として避けたい)



配列だけを考えず、
変換関係や編集ショートカットを充実させるべきだ、
と僕は考えて、
BSやエンターや候補選択カーソルを配列内に入れたり、
人差指中指同時押ししながらの何かで、
ショートカットを多数含む編集モードを、
ぜんぶ含めて薙刀式だとしてきた。

その直感は、間違っていなかったと思う。

もちろん、これ以上効率よく日本語をデジタル化していけるなら、
それは賛成だ。

僕がタイピングゲームに半ば懐疑的なのは、
そもそもカナタイプのみが多いことで、
漢字変換や誤字修正など、実戦に即したものがそんなにないことだ。

毎パソの問題はなかなかいいけど、
もう少し癖のある文章の出題もやってよいのでは。
(そもそも偏りのあるのが本当の文章だ)
あと毎パソは練習ありなのが、もう訳がわからない。
初見で長文コピーがなかなかないなあ。
(まあ勝手に自分で練習すればいいんだけど)


カナタイプと、変換確定修正時間は、大体同じ。
つまりカナタイプの二倍程度、書くのに時間がかかっている。

この仮説を裏付けるには、
長文入力を録画して、分析するしかないのかねえ。
考える時間も抽出出来るといいんだけど、
脳波を取らないと分離できないかもなあ。


しかし英語を書くって、これに比べていかに楽勝か。

日本語入力はAI学習の手書き入力(続け字込み)に、
収束するのではないかなあ。



先日の経験で言えば、
僕の手書きの速度は速く、
思考+手書きが、同じ原稿の清書コピータイピングの、
1.5倍程度しか時間がかからない。
(12時間と8時間という比較的大きなデータを取ったので、
確からしいと考える)

その程度しか差がないなら、
漢直であるところの手書きのほうが、
IME操作をしなくてよく、
脳の負荷には楽かもしれないと思っている。

あとは俺の手書き入力についてこれるAIはよ。
(二重線で訂正とか、挿入などの基本操作も、
ペンで出来る仕様がいいな)
posted by おおおかとしひこ at 11:28| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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