2019年06月15日

【自キ】物理親指シフトキーボード、なんで誰も作らんの?

文字部をチェリーかDSAで、
親指キーをSARow1の2.75Uあたりの逆付けで組めば、
物理親指シフトキーボードはすぐいけそうなのに。



伝統のロウスタッガードで組んでもいいし、
格子配列やコラムスタッガードで組んでもいいし。

キースイッチは30gか35gのリニアで組めばいい。
(僕は20をおススメするけど)


自キイベントで親指シフトやってるキーボードをいくつか見たが、
親指キーはおしなべて低くしていて、
(ととえばチェリー下段の逆付けや、自作系ロープロファイル)
元祖のように高くしてる人はいなかった。

パームレスト込みになって面倒だからかな。
左右分割型からいま一体型への復権があるから、
パームレストこみもありだと思う。

あるいは、
「オリジナル親指シフトキーボードは、親指キーが高い
(そして指の横ではなく、指先で打つ)」
の伝承が途切れている説?


小指横のエンターとESC、
親指キーも真ん中にして、
スペースキーも横にした、
元祖の再現をつくれば、
3万でも買う人いそうだけどね。
(キーキャップは無刻印か、デカールか)

自作する人と配列の人は、なかなか交わらないねえ。
posted by おおおかとしひこ at 09:32| Comment(4) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
僕も親指は低くしたいと思ってたのですが、確かに専用の親指シフトキーボードは逆に高いですよね。専用キーボードを触ったことがないので、なぜ高くなったのかが理解できてません。ほとんどの人は専用キーボードを知らないからでしょうね。
Posted by eswai at 2019年06月17日 16:08
eswaiさんコメントありがとうございます。

単純に当時「低いキーを逆付けする発想がなかったから」
という仮説を立てています。
当時のキーボードはピアノを参考にしていたでしょうから、
「手首を浮かして親指を立てて指先で打つ」ことは、
ピアノの流儀としてはスタンダードだったでしょう。
現在の「親指の横の部分で打つ」のは、本来想定されていない打ち方だと考えます。

また、当時の技術では手首をつけて打てるほど低いキーボードがそもそも作れなかっただろうから、
自然と手首を浮かせる打法に収束していたと想像します。
(昔のキーボードは全部背が高いと思う)
その中で親指同時打鍵をしようと思ったら、自然と親指キーは高くなったと。

僕はMacの平たいキーボード出身なので、手首をつけないと不安でしょうがないですが……
Posted by おおおかとしひこ at 2019年06月17日 19:10
なるほどピアノですか。それはありそうな話ですね。
Posted by eswai at 2019年06月17日 21:46
>eswaiさん

まあ、どっちも鍵盤keyboardなので。

ちなみにメンブレンやパンタグラフの押下圧基準値の55g〜65gは、
ピアノの調律と同じで、これは偶然とは思えませんです。
タイプライター、ピアノの教本と親指シフトの打ち方を比較したことがありますが、
手首を浮かせ、腕の重さも使うのは、すべて共通です。

タイピングの教本にはデスクを低くするような指示があり、
肘を水平より下げる高さが良いとされていました。
ピアノも同様で、ピアノは高さを変えられないので、
専用椅子で高さを変えるそう。
日本のデスクだとそこまで上げるには椅子をだいぶ上げねばならないので、
富士通のページには「椅子の下に安定した台を」などと書いてあって、
そんな馬鹿なと突っ込んだ記憶があります。

その辺りの工夫は色々と失伝していて、
結局「手首をつける」に収束してしまったのでは、と。
Posted by おおおかとしひこ at 2019年06月17日 22:30
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