2019年06月12日

【自キ】静音化クリームスイッチ20g完成!

色々やった結果、choc20gバネをそのまま使うことを諦めた。
choc25gのバネを切断して、(体感)20gのバネとして完成させた。

しかし最高の感触となった。すこぶる良い。


Gateronの赤軸ではchoc20gバネをそのまま入れることで、
20gの軸にすることが出来たが、
クリームスイッチにはそのまま入れても良くなかった。

底打ちギリギリにしないと反応しない。
しかも底打ちで嫌な音がする。
なんでや?

しかも25gバネならこの現象は起こらない。何でや?


その原因を色々探るに、
ボトムハウジングのバネを受けるヤマの部分の形が、
両スイッチで微妙に違うことに気づく。

Gateronはヤマの接触部分が尖っていてバネが入りやすくなっているが、
クリームスイッチは尖りが少なく円筒形に近い。

このため、
20gバネの直径だと、
Gareronだとヤマに食い込んで固定できるが、
クリームスイッチだとヤマに接触しただけ、
の違いだと分かる。

底打ちしないと反応しないのは、
下がり切ってようやく金属接点が動くということと、
そのときの不快な音は、
バネが縮み切ったとき自らきしんで出す音だということが、
何回も調べて分かった。

で、choc25gのバネは直径が20のそれより大きいため、
クリームスイッチのヤマにでも噛むことが分ったのだ。


25g押下圧で妥協して完成しても良かったが、
体はもう20gで慣れている。
25gを重く感じるようになっていて、
何個か25g軸をつくって試打してみるも納得がいかない。

で、
「バネを物理的に短く切れば、バネ定数は小さくなるよね?」
という高校物理のような発想を閃く。

体感でバネ力を測定しながら、
choc25gバネを7.5mmにニッパーで切断すると、
体感20gのバネになることが分った。


全てのバネを同じ長さに切りそろえるのは難しいので、
工具をつくる。といってもつまようじを使うだけ。

つまようじに赤で7.5mmが分るように目印をつけ、
それにバネを刺して、ニッパーで切る、
という簡単なやり方とした。
これで(ほぼ)バネ長が揃う。


これを丁寧にやり、
ようやく完成!

バネの長さをもっと切れば、
もっと軽いバネになるはず。
いまchoc15gのバネがシッピング中なので、
手に入ったらまた比較などできるかもだ。


Gateron時代に比べると、
クリームスイッチはやわらかい感触で、しかも軸安定性がいいので、
シャープかつ優しくなっているように感じる。
軸が不安定だと疲れるんだなあ、
ということが、しばらく打っていて感じたことだ。
車のサスペンション理論と近いかもしれない。
こまかい揺れで疲れたりするのだろう。

また、静音改造は生きているので、
実感としてGateron静音赤軸20gの完全上位互換軸が出来たように思う。
これはスイッチ沼だな。もっと軽いのも試したくなるもんなあ。


ともあれ、
「ただchoc20gのバネをいれても改造は困難」という新情報。
太めのchoc25gのバネを7.5mmに切って、入れてください。
posted by おおおかとしひこ at 15:22| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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