色々やった結果、choc20gバネをそのまま使うことを諦めた。
choc25gのバネを切断して、(体感)20gのバネとして完成させた。
しかし最高の感触となった。すこぶる良い。
Gateronの赤軸ではchoc20gバネをそのまま入れることで、
20gの軸にすることが出来たが、
クリームスイッチにはそのまま入れても良くなかった。
底打ちギリギリにしないと反応しない。
しかも底打ちで嫌な音がする。
なんでや?
しかも25gバネならこの現象は起こらない。何でや?
その原因を色々探るに、
ボトムハウジングのバネを受けるヤマの部分の形が、
両スイッチで微妙に違うことに気づく。
Gateronはヤマの接触部分が尖っていてバネが入りやすくなっているが、
クリームスイッチは尖りが少なく円筒形に近い。
このため、
20gバネの直径だと、
Gareronだとヤマに食い込んで固定できるが、
クリームスイッチだとヤマに接触しただけ、
の違いだと分かる。
底打ちしないと反応しないのは、
下がり切ってようやく金属接点が動くということと、
そのときの不快な音は、
バネが縮み切ったとき自らきしんで出す音だということが、
何回も調べて分かった。
で、choc25gのバネは直径が20のそれより大きいため、
クリームスイッチのヤマにでも噛むことが分ったのだ。
25g押下圧で妥協して完成しても良かったが、
体はもう20gで慣れている。
25gを重く感じるようになっていて、
何個か25g軸をつくって試打してみるも納得がいかない。
で、
「バネを物理的に短く切れば、バネ定数は小さくなるよね?」
という高校物理のような発想を閃く。
体感でバネ力を測定しながら、
choc25gバネを7.5mmにニッパーで切断すると、
体感20gのバネになることが分った。
全てのバネを同じ長さに切りそろえるのは難しいので、
工具をつくる。といってもつまようじを使うだけ。
つまようじに赤で7.5mmが分るように目印をつけ、
それにバネを刺して、ニッパーで切る、
という簡単なやり方とした。
これで(ほぼ)バネ長が揃う。
これを丁寧にやり、
ようやく完成!
バネの長さをもっと切れば、
もっと軽いバネになるはず。
いまchoc15gのバネがシッピング中なので、
手に入ったらまた比較などできるかもだ。
Gateron時代に比べると、
クリームスイッチはやわらかい感触で、しかも軸安定性がいいので、
シャープかつ優しくなっているように感じる。
軸が不安定だと疲れるんだなあ、
ということが、しばらく打っていて感じたことだ。
車のサスペンション理論と近いかもしれない。
こまかい揺れで疲れたりするのだろう。
また、静音改造は生きているので、
実感としてGateron静音赤軸20gの完全上位互換軸が出来たように思う。
これはスイッチ沼だな。もっと軽いのも試したくなるもんなあ。
ともあれ、
「ただchoc20gのバネをいれても改造は困難」という新情報。
太めのchoc25gのバネを7.5mmに切って、入れてください。
2019年06月12日
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