2019年06月14日

【薙刀式】「ミスタイプしちゃいけない」って窮屈じゃない?

僕が創作メインだということもあるけれど、
「ミスを恐れる態度」は、フルスイングしなくなるからね。
タイピングにおける「ミスをしないように」という恐怖の足枷は、
自由な文章の妨げになると僕は考える。


恐怖心があるときは、
ある一定の枠からはみ出ることをしなくなる。
ていうか、
一定の枠からはみ出るときは、
恐怖心がないときだけだ。

小さくまとまるくらいなら、
多少間違えてでも新しい領域を開拓せよ。
創作の世界ではそれが尊ばれる。


僕はミスタイプが多い。
タイパーなる人たちは、
ミス5%とか3%とか1%の世界で戦っている。
僕はもっとミスタイプをしてると思う。

タイピングの世界では、
「ミスタイプは修正に時間がかかるから、
だったらミスタイプは最初からしないべき」
と考えるようだ。
それは既に固定された、決まったことの反復ならそうかもしれない。

創作は、時間がかかってもいいから、
新しいことを書くことを尊ぶ。

タイピングの正確性重視に対して、
創作は内容の質重視。
多少間違えてでもだ。
(あとで直せばいいんだよ)


だから僕は、タイピング教室みたいな雰囲気は、
とても嫌いなんだよね。

薙刀式は、
「一度書いたものを何度でも書き直す」
ことを前提につくった配列だ。
BSは近くにある。
カーソルは近い。移動ショートカットも沢山あり、
領域選択→再変換→候補選択→確定→文末移動
がしやすいような、ショートカットの並びになっている(編集モード)。

文章は行きつ戻りつしながら書くものだ。
ミスなく一発書きするものではない。


いくらでもミスタイプしたまえ。
薙刀式は修正や改訂が楽な配列だ。
多少間違えてでも、面白い内容を書くべきだ。

正確性重視を最初に教わったら、
一生びくびくして生きていくことになる。
常にはみ出すほどのフルスイングをするべきだと、
僕は思う。
posted by おおおかとしひこ at 01:51| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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