以前から触ってみたかった、
センターシフト新JIS配列を触っております。
2日で大体の配置は覚えた。
漫画家が新しいペン先を試すように、僕は配列を試すのだ。
思ったことをつらつらと書く。
・覚えやすい。打鍵範囲が狭く、頻出が中段に集まってるからか。
親指シフトより速く覚えたかも。
・ブラインドタッチがやりやすいように配慮された配列に思えた。
・L位置の濁音が気持ちいい。
・反面シフトWの半濁音はどうなんやこれ。
「ひふへほ」がシフト側だから、ぱ以外は連続シフトで打てる。
連続シフト前提が強く伝わる。
(しかし「心配」「天晴れ」などでは、
ぱのあとが単打のため、シフトがバタバタしてしまう)
・「左右交互打鍵多目」がなるほどと思う時と、
それほど左右交互でもないぞと思う時がある。
濁音が左→右なのはそうだけど、
多くの二連接ではそうでもないことに気づく。
同手連続に、悪運指が結構ある気がする。
・とはいえ、左右交互が多いので、二文字連接で覚えやすい配列だと感じた。
(薙刀式に比べて)
・苦手なTY位置を使うので、そこだけしんどい。
Tの「ょ」はわりと使うため、手の基本位置から変えるべき?
Yの「つ」は、「つづく」の運指(YYLH)がキツイと感じた。手が広がらない。
・右小指張り出しがわりとあり、右小指の頻度が高いと感じる。
(薙刀式の3%からしたらどれでもそう思うだろうが)
とくに張り出し中段の「な」はしんどいかなあ。
・「ょ」は単打側だからいいけど、「ゃ」「ゅ」がシフト側なので、
拗音がまだスムーズに打てない。濁拗音とかになるとしんどい。「ぎゃくに」とか。
・薙刀式ではシフト側の、「の」「せ」「に」「を」「り」あたりが単打なのが新鮮。面白い。
・逆に薙刀式では単打側の、「ほ」「ろ」がシフト側なのがまだるっこいか。
「ほう」「ろう」が流れるように打てない。
(このために単打側にしたので)
・「す」がZなのが遠い気がする。「する」が素早く打てないなあ。
・打鍵範囲は、薙刀式はほんとに狭いんだなあと改めて思う。
小書き8文字があるだけで、随分場所を取るんだねえ。
・苦手のXに「こ」という割といい音がいるぞ?大変じゃね?
まだ打ちやすいVがそれほどでもない「さ」なのも解せないねえ。
入れ替えると「こと」が同指になるから現状の方がマシ?
・「して」(DR)の運指は僕は苦手。
薙刀式のREの方がいい。
・「ん」(U)が、月U影響下の下駄配列で
一番しっくり来なかったところなので、多分しっくり来ない。
流石に最新の配列ではないから、
その後開発された配列に入っていることが多い、以下の要素が入っていない感じがした。
・文字部分同時押し、たとえば濁音同時押しや半濁音同時押し
・1モーラ1アクション
・左右交互よりも片手アルペジオが速くて楽な時がある
・薬指小指の頻度はもうちょい下げるべき?
・頻出連接が楽な運指になるような配慮。
(たとえば「から」(SシフトD)は打ちにくい)
・「ー」は頻度はないものの外来音で頻出するため、単打側に出した方がベター
・二連接だけでなく、三連接四連接に注意した配置(指を分散するとか)
・ロールオーバーで加速する部分が、発音上とか意味上加速する部分と一致したい
逆にいうとこれらのことが、
有志の配列屋さんたちによって発見、開発されてきたんだなあ、
と差分で理解できたのは収穫かも。
硬い文章に強いらしいので、
ひょっとしたら官公庁で使われることを、
ビジネスの終着点に据えた配列だったのかもなあ。
当時は「制式」の価値は高かったろうし。
とりあえず、もう少し練習してみよう。
あくまで薙刀式メインなのは変わらないが、
配列とはなんぞやの理解のために練習したい。
キーボードを変えると手が切り替えやすい。
家にはキーボード、売るほどあるし。
2019年06月17日
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