2019年06月26日

【薙刀式】センターシフト考

僕が新JIS配列を触ってみているのも、
センターシフト採用の他の配列を触ってみたい、
ということがあるからだ。


運指のことを知りたくて、
月配列を一度触ってみたのだが、
中指前置シフトの二打方式に慣れず、
ワンアクションまたは通常シフト方式を触りたくなり、
新JISに目をつけた感じ。

僕は親指シフトの、
「4指を使っているのに親指は遊んでいる、
だから親指をカナ打ちにも使うべきだ」
という主張に合理性を感じていて、
しかし親指シフトの、
キーボードによって親指キーの位置が違うことによる、
キーボードを選ぶという欠点がよろしくないと考える。

さらに親指シフトを触ってみた感触でいうと、
「左右の親指が混乱する」
という経験を何度もした。

ミラー現象と名前がついてるが、
緊張が高まったような状況だと、
「指や段が同じでも、左右だけ間違う」
という誤り方があることが知られている。
これは親指も同様であったことが、
親指シフトを触ってみてわかった。

勿論慣れればマスターするのかも知れないが、
親指シフト(ニコラ)の場合、
ストレート打鍵とクロス打鍵という、
交差の考え方があり、
交差が咄嗟にできなくて、
交差ができたら次がストレートが出来なくなって、
僕には辛かった。
交差とストレートの切り替えがバリバリ出来なかった。

で、センターシフト。
「左右を気にしなくていい」
というのが気に入った。

薙刀式の前身であるローマ字配列カタナ式では、
濁音シフトにセンターシフトを採用していた。
4指の使用範囲を、親指一つで減らすためだ。
これにすっかり慣れた僕は薙刀式でもセンターシフトを採用したわけ。


センターシフトは、実はそんなに実装例がない。
新JIS(シフト)と姫踊り子草かな配列(同時で濁音シフト)と、
薙刀式(シフト)、カタナ式(濁音シフト)くらいじゃないかな。

親指2シフトには、
元祖親指シフトニコラ、TRON配列、飛鳥配列、蜂蜜小梅配列
と代表的な配列があり、
他にさら配列、翡翠配列、蜂鳥配列などがある。

文字領域シフト系の方が多いのかしら。
中指同時、中指前置、薬指同時、薬指前置、
中段、上段など。
月系、下駄系を中心に多いと思う。

(人差し指同時と使用カナ同時という薙刀式は、
これまたスタンダードから外れている…)


で、センターシフトを使っていて、
左手親指ばかり使っていたことに気づく。

シフトにも変換にも、次候補にも、空白にも。
そのうち左親指を使いすぎて痛くなったので、
逆手シフトを徹底することで、
左右均等に使う(薙刀式の左右シフト率は均等)ことにした。

しかし変換や次候補は依然として左親指オンリーで、
その癖がタイプウェルで邪魔をしていることに気づく。

左親指でスペースでシフトした後に、
左親指でスペースを押すのが、
とても遅いことに気づいた。

苦手ワードはほとんどその組み合わせだと、
更に観察からわかったのだ。

ここを左手シフト→右手スペースに出来れば、
更に速くなることに気づく。


ということで、
右手変換に、矯正することに決意。

意外と慣れない。
左手変換で20年以上やってたからか、
咄嗟だと左が出てしまう。
タイプウェルのタイムは10秒以上落ちた。
しかし理論上は効率がいいはずだ。
しばらくやってみて、マスターできるかどうか試したい。
posted by おおおかとしひこ at 13:17| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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