色々考えたが、まだあまり馴染めない。
左右の手を整理してみる。
僕は連文節変換が多く、
「。」の前までで変換をかけ、
確定なら「。確定」(シフトM)を打つ習慣にしている。
あるいは「、」までを書いて変換をかける。
句読点変換はオフにしている。
「、」を超えて一気に書きたい時が多いからで、
考えをまとめるために「、」で一拍置きたい時は、
「、」で変換をかける。
続きをすぐ書ければ文字入力が確定を兼ねるが、
ちょっと考えたいときはエンター(VM同時)を押している。
「。」単独か、「。確定」かは迷った。
薙刀式でのいくつかのバージョンでは入れ替えたりもした。
しかし、「複数文を変換かける」というのは、
実用場面ではそんなにないことがわかったので、
「。確定」を採用した。
(コピー打鍵の世界ではあるかも知れないが、
創作長文メイン用途を考えればそんなにない)
また、「。確定」は、無変換の語尾に威力を発揮する。
文の語尾は助詞や助動詞や活用語尾であることがほとんどで、
ひらがなで終わることが多い。
そうしたとき、無変換で「。確定」は使い勝手がいい。
さらに、カタカナや熟語など、
ひらがな表記のままだとイライラする単語だと、
単語単位で変換をかける癖がある。
話題を作る冒頭部分で、
どの言葉を選ぶべきかを考える時にそうする癖がある。
「○○は」「○○といえば」「たとえば○○」
みたいにその名詞に注目するとき、
などが多いようだ。
そのときは、次の言葉を打てば確定なのだが、
ついエンターを打ってしまう。
「確定されてないと言葉が定着しない」
無意識なのだろうか。
未確定状態だとインクが紙に染み込んでないイメージで、
エンターで紙に定着させているような、
無意識のイメージがあるのかもしれない。
だから大事な言葉の時は、
石に刻むように書くのかもしれない。
さて本題。
薙刀式はセンターシフトだ。
スペースキーを、シフト、変換、次候補、空白の、
4通りに使う。
変換キー無変換キーは捨てた。
(USキーボードでも使えるように、が主目的。
しかし141Fさんのようなキーバインドのために、
miniAxeのLowerとRaiseの位置に、
単打の無変換と変換置けるやん、などと思い始めている)
これまでシフトのみ逆手シフトで、
他は左手で打っていたが、
疲労や速度を考え、右手でスペースを打つ機会を増やしたい。
で、変換を右手で打つとどうなるか試し中で、
ややこしくなってきたので表にしてみる。
効率は、
「直前に打った文字が、左手か右手か」で決まると思う。ら
【左手変換の場合】
左手単打→左手変換→左シフト「。」 ×左手ごろし
右手単打→左手変換→左シフト「。」 △
右シフト左手単打→左手変換→左シフト「。」 △
左シフト右手単打→左手変換→左シフト「。」 ×左手ごろし
【右手変換の場合】
左手単打→右手変換→左シフト「。」 ◯左右交互
右手単打→右手変換→左シフト「。」 △右手が忙しい?
右シフト左手単打→右手変換→左シフト「。」 △右手親指連打
左シフト右手単打→右手変換→左シフト「。」 △右手の連携ムズイ
シフトにスペースキーを使っているため、
「シフトの指を離して、変換のために同じキーを打つ」
が問題の元凶である。
明らかに良化するのは、左手単打で終わった時だけだ。
で、薙刀式は文末に来る文字、熟語終わりの文字は、
右手に集中していて、2番目のケースが多い。
だから体感で右手終わり右手親指の感覚が増えた。
この連携は新しく、まだ全然慣れない。
あと3番目に「右手親指を離して再び打つ」
という体験したことのない右親指連打が増え、
現在速度は低下している。
ちなみに、
「変換をかける親指を都度変える」もやってみたが、
混乱するだけなのでやめた。
最後に打ったキーの逆手/同手、
最後にシフトした手の逆手、
などを試したが、
ただ混乱するばかりで、
「変換する親指は統一」が、
何も考えずに出来そうだ。
素早い動きはすでに体が最短ルートを構築していて、
単語単位の変換は、どうしても左手親指が出てしまう。
連文節変換は右手親指、
のような住み分けになるかもしれない。
しかしタイプウェルは単語単位だから、
タイプウェルの速度向上目的には、役に立たない。
そもそもこれをどうにかしたかったのだが、
全体に改善されれば良しとしよう。
以下雑談。
変換、無変換を用いたIME操作全般は、
元を辿れば98?でのXFER、NFERとかなのかしら。
エディタやIMEでの操作が生き残っているのかも知れない。
c-hでBS、c-mでエンター(MS-IME)とか、
コマンドasdfで文節移動(Mac)とか、
Vimカーソルhjklを使う人もいるだろうし。
(このためにESC前置だそうだ。
だからESCキーはエンジニアに大事なのか…)
変換中ではないがTATEditorでの「次の文の文頭へ」のショートカット
(スクリプトがあるのだろう)はかなり便利なのだが、
他のエディタにはないので、使わなくなってしまった。
実はこのへんは十人十色で、
ここらあたりを開陳してくれれば、
合理的な変換操作の指遣いとは、
なんてことを考えられるのだが、
あまり体系的な情報がないようだ…
(昔は一覧がよくあった気がするが、
そこにリーチ出来なくなっている)
で、Vimやらを調べれば調べるほど、
今キーボードはエンジニアのものになっていて、
文筆家のものにはなっていないようである。
キーボードはコーディングをするための道具であって、
日本語を書くための道具と見られていないのではないか。
これは、自作キーボード界隈で、
配列に関心がある人が少なく、
殆どがqwertyを使っていることと関係してるかもだ。
キーマップも記号配置には熱心だが、
文字部分はqwerty死守という感じがする。
(ショートカットバインド維持のためだろうか)
いずれ、
フリックで日本語を180字程度しか書かない人と、
ぺらぺらのキーボードで日本語を2000字/日程度書く人と、
本格的なUSキーボードでコーディングする人に、
分化してしまうのではないかなあ。
あれ?
じゃ、「本格キーボードで2万字/日日本語を書く」は、
その中に入らないのでは?
キーボード難民は結局、自作の国へたどり着くのか?
(流石にIME自作、エディタ自作はしないだろう…)
2019年06月28日
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