2019年07月03日

「間を取れないか」と作ったものは「間を取ったもの」になる

すごく当たり前のことなんだけど。

尖ったAとBの要素があるとする。
共存はするべきではない。
どっちかですね、なんて他方を切り捨てる要望を出すと、
どっちも捨てられない人が「間はあるのか?」
なんて聞いてくる。

「ありますよ。間を取ったどっちつかずになりますが」
と結果を予言することにしている。


この場合の正解は、
AとBの平均を取る割り算ではなく、
AとBを超える掛け算にすることだ。

もっと正確にいうと、
AもBも含んだ新しい概念Cを作り、
AもBも超えることである。


AもBも気にくわない、
と考えない限りCへ移行しようと思わない。

AもBも捨てがたいと思ってしまってはいけない。
喜んで捨てるようなCが欲しいと思うべきだ。


これは、他人とのコミュニケーションでもそうだし、
自分の中の葛藤でもそうだ。

間なんか取ってたら、生まれてくるものはA単独B単独より落ちる。
そこを判断できるかできないかで、
大きく道は変わる。
posted by おおおかとしひこ at 12:36| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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