同指段越えは、これまでも厳しいペナルティが課せられてきたと思うけど、
中指薬指の段越えも相当きつくないか?
右手で考える。
まず同指段越えのきつさを比較すると、
人差し指伸ばし: YN 嫌
人差し指:UM できないことはない
UM 同上
YM 嫌
中指: I, できないことはないが何回もは嫌
薬指: O. 嫌
小指: P/ 不可能
のような傾斜配点があると思う。
また、上→下より、下→上の方がきつい。
これは僕の指の長さの基準で、
出来るよという人もいるかもだ。
で本題。
中指薬指の段越えもしんどくないですか。
.I(薙刀式だとらる、シフトだとふよ)
,O(薙刀式だとんす、シフトだとむゆ)
の二つはキツイと思う。
特に中指下段から薬指上段がしんどいと思う。
「隣り合う指の段越え」がキツイのかな、
なんて想像するが、
人差し指中指の段越えはそんなにキツくない。
(Yがらみはキツイが、薙刀式はY不使用)
人差し指が器用で中指が長いからか。
薬指小指の段越えもキツくはない。
(Pは薬指推奨)
小指が動くからか。
ということで、
中指薬指の段越えだけが特別しんどいなあ、
などと気づく。
解剖学的にいうと、
人差し指を動かす腱と、
中指薬指小指を動かす腱の、
二本が4指を担当している。
3本用の腱が一本の中に入っているから、
中指薬指小指を独立で動かすのは難しい。
ピアニストはこれを特別に分離訓練をする。
逆にいうと、特別な訓練なしには分離は困難だ。
僕はとくに中指と薬指の分離が苦手だ。
個人的な理由ではなく解剖学的にそうなのだ、
と知って安心した。
小指はそれでも端についているから、
広い角度をマスターしているのかもしれない。短いけど。
手のひらをすっと開くとき、
人差し指、小指は開けるが、
中指薬指の間は、他の指よりは狭い。
これが解剖学的に正しく、
中指薬指の段越えが難しい理由だろう。
同指段越えはなるべく避けるということは、
今まで聞いてきたことだけど、
この話は聞いたことがなかったので書いてみた。
薙刀式設計の時は本能で避けたこの運指を、
理屈でわかった感じ。
ちなみに、滅多にない「夢遊病」の、
「むゆ」(シフト,O)で気づいたこと。
あと、「フランス」「クリアランス」「チャンス」「センス」
などの外来語の「ンス」も,O。
(日本語なら「やんす」「扇子」「ガンス」など?)
逆はまだ楽。
外側→内側のアルペジオが効くのだろう。
すん、ゅん、当たりは頻度は低いものの出る方だし。
薙刀式は外来語がそんなに強くない
(外来音同時押しがあって加速する部分と、
外来語にしかない音の繋がりが悪運指になって減速する部分があり、
トータルでは後者が上回る)が、
こうしたことを犠牲にして日本語を強化してるのだろう。
2019年07月05日
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