2019年07月14日

【薙刀式】頭の中から漢字は出てこないの?

kouyさんの昔のタイプウェルの記事を読んでいたら
(今の僕のタイムのころに考えていたことを知りたくてあさっていた)、
昔の記事に興味深い記述があった。
ローマ字を一度極めようとしていた頃の話だが、
頭の中から出てくる言葉はひらがなでありアルファベットではない、
というようなことを書いてらした。

うむ? 僕は漢字とひらがなで出てくる。


これは脳内発声があるかないかと関係しているかもしれない。
僕は思考するとき、
漢字とひらがなが直接出て来る。
音はない。

正確に言うと、概念が出てくるだけで、
それを文字にすれば漢字とひらがなになり、口から出せば音声になるだけ、
みたいなことになっている。

だから手書きで書くときは、漢字とひらがなが直接出てくる。
漢直入力というわけだ。

だからカナ入力は、
僕にとっては一段階変換をかましている段階で隔靴掻痒で、
ローマ字入力は、アルファベットを打っているから二段階で隔靴掻痒だ。

(ローマ字も慣れれば二打がひらがな一文字に対応するようになるが、
二打が面倒という理由と、
ローマ字は僕は脳内発声があって邪魔で、
僕は脳内発声がなく、一打に近いカナ入力へ転んだ)

じゃあ漢直をやれや、
というのがツッコミとしてあるだろうが、
僕の指の能力や記憶能力に多いに疑問があるので、
どういう漢直なら楽できるか、
を現在調べている最中だ。
できれば薙刀式を使えると良いが、そういったものがないのも難しい。
(親指のシフトをもう一個増やすといいのかもしれないが、
そうするとUSキーボードで使えない。
薙刀式でほとんど使わないTYを漢直シフトにする?
もう少し近いキー、GHあたりにならないか…?)


ひらがなで頭から出てくる人は、
喋るように入力しているのだろうかね。
指がしゃべる、というコピーを書いた人は、
恐らくそういう感覚の人なのだろう。
僕は指がしゃべる、というよりも、
指が考えの軌跡を描く、というような感覚なんだけど。
(漢字変換を含めると考えに対して動作が複雑すぎるので、
結局は、本気の第一稿は手書きで書いたほうが、
圧倒的にストレスが小さい)

あるいは、脳内発声がある人は、
ローマ字やカナ入力のほうが直感的かもしれない。
ローマ字を使っていたころは、
小説は違和感があったけど脚本は違和感がなかった。
セリフは音声言語だから、音声言語的なローマ字はあっていた。
ちなみに、僕は小説を読むときは脳内発声がない。
しかし脚本を読むときは脳内発声があるように読む。
セリフは音声言語だから。


というような、人によって違う、
脳内発声や、脳から出てくる言葉を、
たかだか数種類のタイピング方法で補完出来るわけがないのだなあ、
ということに気づく。

今のところ、
考えや思考が主で手書きが従のことなら手書き、
思考が軽めで、タイピングや変換にリソースを割けるなら薙刀式、
というのが僕のスタイルになっている。
本格的な原稿は手書きで、
こうしたブログやメモは薙刀式だ。
(移動中はフリックで、
原稿のメモは手書きのメモ帳)
ちなみにフリックは行段系だからか、脳内発声がある。

ややこしくなってきたので表にしてみる。

【書き】

手書き: 脳内発声なし、漢直
カナ入力: 脳内発声なし、ひらがな+漢字変換
ローマ字: 脳内発声あり。音をローマ字に落とす感覚
フリック: 脳内発声あり。上と同じか。

小説の地の文: 脳内発声なし
セリフ: 脳内発声あり
ブログ: 脳負担が小さいので、カナ入力でも出来る

【読み】

読書: 脳内発声なし
セリフの多い脚本や戯曲: セリフだけ脳内発声あり



漢直がある程度できるようになるなら、
漢直がメインになるのだろうか、
そこのところはやってみないとわからない。


おそらくタイピングが得意な人は、
ひらがなで出てくる人はカナ入力が合っていて、
音で出てくる人はローマ字が合ってるのではないだろうか。
親指シフト派が「音声に打鍵が一致」というのも、
ひらがなでの脳内発声があると考えられる。

それも、訓練次第で変わるのかもしれないが。


僕みたいに概念が直接出てくるような人は、
ずっとタイピングに違和感があると思う。
概念はひとつの大きさであって、
概念によって打鍵数が変わることにそもそも違和感があるからね。
(手書きで書くときは、一概念を続け字で書く。
画数が多くてうざいときは省略字で書く)

実はフリックが心地よいのは、
一概念が大体三打以内(二文字でだいたい候補に見つかって、タップして確定で三打)
に収まっているからかもなあ、
なんて思っている。

カナ入力はひらがなならいいけど、
漢字の概念を書くときは、変換が何打必要か曖昧なことが多いからね。

フリックの直感性は、僕にとってはそうしたことがメリットだったりする。
速さや量においては薙刀式が勝っているけど。


こうしたことを書く人はほとんど見たことがない。
なので書いてみた。
少数派なのかもしれない。
ということは、デファクトからはじきだされた人々ということで、
だからこれだけ「他人がやらないこと」をやっているのかもしれないが。


ブラインドタッチが出来ない7割の人の中には、
じつはこうした人が潜在的に多いのではないか、
と時々考えたりする。
posted by おおおかとしひこ at 17:47| Comment(4) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大岡さんのブログを見て、キー配置を変えてますが未だに慣れずにいます。
qwerty配列でブラインドタッチ出来る身としては、慣れない配置だとずっと脳に障壁がある感じでもやもやしますね。
早く書きたい時はもどしちゃっていつまでも慣れませんね。


ブラインドタッチを身体性などで体系化しようとしているところ違うことをいいますが、僕はチャットをするのが一番の訓練だとおもいます。
なぜなら、流れる話を追いながら書き込んで書き込んでる間も話の流れを見失わないように、自分の打ってる言葉が話題からずれてしまっていないだろうかと気を使い画面の話題をながら書くからです。最初はキーボードと画面をちらちら交互に見て書き込む癖がついてき、だんだん画面を見る時間が長くなってブラインドタッチ出来るような感じです。
チャットも人が少ないところから段々多いところにとかするといいかもしれません。
でもあんま訓練的にやってると伸び率が低いかもしれません。少し浮かせて書くのでそれほど指の長さとか気にしたことはない気がします。

僕が普段キーボードを打つ時は、漢字そのものは頭の中に浮かんでないけど、(浮かんでいたら漢字を忘れないだろうし)漢字のまとまりを感じながら(おやじギャグじゃないですよ)書いている気がします。
僕は言いたいことが脳内でまとって言いたい、書き込みたいことがどんどん生まれ思考も追いつかず、興奮しているけど冷静な判断が出来る管理された状態。そのゾーンに入ってる時は脳と直結している感じになります。手の打ってる感覚は7割くらいなくなっています。(慣れたqwerty配列で打った場合です。)しかし、常にどっちかということはありません。

漢字の雰囲気を感じて打つ僕としては大岡さんの言う通り、ローマ字で打ってると日本語で一文字打つのに二文字三文字いる場合、脳内で打たれるのを待っている気がします。
薙刀式(カナ打ち)を試してみて面白かったことは、一回打てば一文字でるので脳内で待たされることがないのが面白い体験でした。


大岡さんは本を読むとき脳内で発話しないとのことですが、僕は脳内で発話しない状態をキーボード上では実現できるのですが、本を読むときにはどうやっても発話してしまうことに気づきました。
大岡さんが本を読んでいる時は、僕のゾーンに入っている時の状態のような感じなのでしょうか?
Posted by コギー at 2019年07月16日 03:07
コギーさんコメントありがとうございます。

たぶんそのゾーンのような状態で読んでます。
周りの音も聞こえていません。
電車の中では乗り過ごすことがよくあるので、
止まった場所で読むようにしています。
なので音楽もかけません。聞こえないので。

ざっくりいうと、音を介さずに思考する感じです。
でも焦っていたり集中できないときは脳内発声します。
「やべ、どうしよう」と独り言が出る感覚。

なので焦って打つと脳内発声が生じるため、
チャットは僕の打ち方では齟齬が生じますね。
早口で喋るように思考し、タイピングする人は、
向くやり方かもしれません。


音声だと一音が単位になるのかもしれませんが、
概念が僕の単位なので、
運指も文節単位で僕は記憶しています。
なので、キーボードは感覚として消えていて、
両手で一連の言葉を書くように書くだけ、みたいな感覚です。
Posted by おおおかとしひこ at 2019年07月16日 03:59
脳内発音しないで静かに読めるだなんていいですね。
音を発さないで読むコツってありますか?
脳内発音がうるさくて嫌になる時が時々あり、どうにかしたくて速読の本とか読んだのですが、脳内発音するなとか書いてありますが、その発音しない方法が書いてなかったりします。
いい方法ないですか?


個人差なのかもしれませんが、僕はチャットで上手いつっこみを思いついたとかおもしろいギャグを思いついた早くこのエンターテイメントを伝えたいって興奮するとキーボードのゾーンに入りやすいのです。大岡さんとは別の感覚のゾーンに入っているのかもしれませんね。
Posted by コギー at 2019年07月18日 22:15
>コギーさん
>音を発さないで読むコツ

僕は最初からそうだったので、
脳内発声が消せない人がいることを、大人になるまで知らなかったくらいです。

あえて言えば、文節単位で読むことかなあ。
「あえて」「言えば、」「文節単位で」「読む」「こと」「かなあ。」
みたいな感じの7つの概念で意味を受け取る感覚。
そのうち、
「あえて言えば、」「文節単位で読む」「ことかなあ。」
の3つの概念で思考を受け取るみたいな。
薙刀式はこの区切りまでを一息に打ちやすいように設計されていて、
僕は今この区切りのタイミングで変換かけたりします。

この原理は速読も同じかと思われます。
逆にいうと、この読み方は「言葉通りの記憶がない」弱点があります。
「書かれた/言われた言葉の一字一句は思い出せないが、
大意は記憶している」感じです。
だから僕引用が苦手。ぜったい間違う。

あと歌の歌詞は耳で聞き取れないタイプです。
メロディを聞いてしまう。
音関係が苦手なのと引き換えかもしれません。
(洋画は字幕派)
Posted by おおおかとしひこ at 2019年07月19日 01:51
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