薙刀式は人差し指中指使用率を79%にまで上げたので、
薬指小指をそれほど使わない。
しかし早打ちを極めようとすると、
この使わない指を速くしないといけなくなる矛盾。
早打ちを考えたとき、
たとえば中指段越えはよくない。
同じ指の連続は基本的に遅いから、
こうした運指は除いていくべきだと、
配列界隈では考えられている。
しかし一方で、
ゆっくり打つなら、
「中指を連続して使用する方が、
薬指や小指を使うより楽」
という考えもある。
限界まで高速打鍵しながら文章を書いていくわけではないから、
「同じ指を動かす」方が楽と感じる。
どの指に関しても、同指同鍵は同様だと思う。
同じ指の連打よりもアルペジオの方が圧倒的に速いが、
高速打鍵が求められないならば、
同じ指で連打する方が楽だったりする。
動かないものをわざわざ動かす手間と、
動くものを反動を利用してもう一度動かす。
答えはどっちだろう。ケースバイケースなのかもだが。
薙刀式を作った時点で、
僕は人差し指と中指だけで出来るだけ打ちたいと考えて、
たとえ同指同鍵や同指段越えがあったとしても、
人差し指と中指なら楽だろうと考えた節がある。
節があるというのは、
当時はそんなに薬指や小指が動かなかったからだ。
しかしコツコツとタイプウェルで鍛えて来たので、
多少なりとも薬指小指の運指に慣れて来て、
昔よりは薬指小指がらみのアルペジオが打てるようになってきた。
同じ指を使うよりも、
違う指を使って一気に入力する、
というタイパー的コツがちょっとわかってきた。
ロールオーバーとか考える暇もなく、
ずらし押し的なタイミングでジャララと行く感じは、
単打の長い連接などでよく体験できる。
素人指から徐々に離れてよいものか、
迷うけれど、あと1ランク、SSまでだからいいかな、
くらいに考えてはいる。(1.2秒縮めたい)
で、薬指小指がしんどくなってきた。
特に薙刀式の弱点であるカタカナが辛い。
薬指殺し、小指殺しが頻繁に出てくる。
「日本語長文を楽に打つ」ことと真逆の、
「外来語を出来るだけ速く打つ」ことを強要される。
とくに苦手ワードを延々やると、
前腕の外側の腱が痛くなる。
ここがお前の弱点だと、悪魔に指摘されるようだ。
僕は今タイパーと普通の人の境界あたりにいて、
戻るなら今なのか、
もう少しこの先を見るのかで迷っている。
薬指小指を、鍛えればもう少しは動くようになるだろうが、
鍛えるべきかどうかも分からない。
「あと少し」と思って、沼にはまるのかしら。
新記録が出た時の脳内麻薬は凄いよね。
現実世界ではこんな簡単に認められることは少ないから。
2019年07月18日
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