2019年07月17日

資本主義は弱者を切り捨てることで儲ける

サポート打ち切りとか、
お菓子が小さくなって行くとか。


日本は90年代まで、高度共産主義だった。
形式は資本主義だが、
弱者を切り捨てず、「皆同質」に基づいたシステムを構築していた。

不景気になり、日本全てが同質でなくなった。
同質を保証できなくなった、という言い方が正しいのかもしれない。

みんなで貧乏になり、また戦後復興をやるのか。
弱者(地方や若者)は切り捨てられ、既得権益は膨れ、
さらなる中央集権主義になるのか。

昔のSFならば、アルチザンが塔を破壊して自由と平和をもたらした。
しかしネットは本拠地を持たない。

今のSFなら、どのような解を?
日本の未来について考えることは、
SFを考えられる、物語作家の仕事だと思う。


GAFAの成功は、
ノーブレスオブリージュを保ったことにあると思う。
利潤追求という近代資本主義ではなく、
先行するものは庶民を守るという、
中世の貴族主義が再び成功したと僕は考えている。

発明は庶民を幸せにするためにあると考えた、
松下幸之助と同根だと思う。


貴族主義は領土と奴隷を必要とする。
彼らの奴隷が、高い日本から安かった中国に移った、
というのがこの10年くらいの流れなんじゃないか。

貴族は農奴に祭りでワインを振る舞う。

日本の上級国民はワインを振舞わない。


今の資本主義は、
弱者を切り捨てて生き延びる悪者だよね。


SFならばこれらを戯画化出来るのではないかなあ、
などと考えているが、
うまくやったやつはまだいない。
多分、すごく簡単にしないといけない。
posted by おおおかとしひこ at 09:31| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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