(2020/10/18追記: 外来音の弱点はv12以降解消しました。
外来音清音は「使用2音+半濁」の3キー同時に変更したため。
ただし拗音や濁音の2キー同時はあるので、
「から」を「ぶ」にロールオーバーする現象はそのまま)
「いて」を速く打つと「ティ」に化ける。
「とう」を速く打つと「トゥ」に化ける。
薙刀式の弱点だ。
(欠点というほど致命的ではないと信じたい)
「てい」は「ティ」に化けないようにゆっくり打つとしても、
「いて」の逆まで気をつけることは難しい。
これはもう、文字領域同時押し配列共通の欠点なのだ。
対策は、
・ダメな組み合わせを覚えて、そこだけゆっくり打つ。
・薙刀式限定だけど、一方を離してからもう一方を押す。
(ロールオーバーさえしなければ同時とみなさない。
このための双方向シフトでもある)
くらいしかない。
特に「いて」「とう」は頻出連接のため、
弱点なのだ。
マイナー連接だったら気にならないのになあ。
似たやつには、
・「から」が「ぶ」に化ける。
・「とる」が「にょ」に化ける。
・「テー」が「りゃ」に化ける。
・「らい」が「フィ」に化ける。
などなどたくさんあります。
原理上しょうがないので、
離し入力を徹底するか、ゆっくり打つかです。
DvorakJの定義ファイルをいじって、
シフト同時押しの時のみ「ティ」とするなど、
外来音をマイナー扱いにすると、
外来音化けは防げる。
しかし濁音、拗音化けはどうしようもないので、
「その時は気をつける」が対症療法。
同様に同時押し配列の新下駄も、
「ゆっくり打たないといけない連接」
がちょいちょいあって(「しん」とか)、
文字領域に同時押しを仕込む以上は宿命か…
新下駄はシフト周りだけ気をつければ良いけれど、
薙刀式は思わぬ落とし穴の形が多いのが欠点かもだ。
極論すれば、
やゆよあいうえお、かこなの11シフトとも言えるし。
一方親指シフト系列や月配列なら、
「シフト専用キー」なので、
「連接が他のに化ける」ことはない。
しかしシフトがバタバタしたときしんどい弱点もある。
じゃシフトの少ない4段配列を使えば、
ということになるが、4段は広すぎる(僕には)。
行段系カナ配列の、よだか、かわせみ、phoenixなら、
この問題はないけど行段必要。
(よだか、かわせみは頻出単打カナあり)
いろいろ、一長一短としか言いようがない。
配列範囲を少なくし、排他的配置で同時押しを仕込んだことの、
闇の部分なのです。
キー押下圧を軽め推奨、
打法を「前滑り打ち」推奨にしているのも、
押した後の離し(指離れ)をスムーズにする方法だったり。
飛鳥や新下駄などの限界が、
同時押しによる頭打ちで来ると言われている説がある。
理論上の上限値があると。
(影響があるのは秒10打近くになってきてから)
薙刀式は、それより低めに上限値を見ていて、
それはこの同時シフトの複雑さに尽きると考えている。
(実際のところそこまで速く打つことは実戦では少ないだろう、
と考えている。
タイピングゲーム用ではない、というのはそういうこと)
最大のこつは指離れということになるのですね。
実際、原稿など見ながら打つ際、顔上げたら拗音化けしてるみたいなことがあるので、画面から目を離して打つのがちょっと厳しいですね。
せっかく拗音が気持ちよく出せるので、それを最大限活用しながら、なんとかタイピングの技術が発揮できるように工夫が身につけられればいいのですが。
できれば打っている間のリズム感を崩さないでいければいいのですが……、なにかうまい方法などが見つかり次第お報せしたいと思います。
こればかりはしょうがない、と割り切った部分ではありますが、
たしかに原稿写しの時などは辛いかも知れませんね。
DvorakJでは出来ませんが、
qmkなら、組み合わせをたとえば左先行のときのみ同時とする、
などのようなことも出来るかもです。
「とう」は解決できませんが。
なまじ速度が上がって来ると対面する問題、
というのが厄介。
やばそうな所を覚えておいて、そこは離し意識、
というのが現実的な対処法です…
じゃあ「ディ」や「ドゥ」はどうしようか、
などと統一性が持てなくて、
公式にはやめとこうと思って止めてます。
ヤユヨの拗音はママにして、
外来音だけやめるとましになるかもですねえ。
僕個人は考えてるうちに慣れてしまったので、
もう必要性は感じてないですが、
「慣れればOK」というのも考えもので、
悩んでいる部分ではあります。
お疲れ様です。
ティトゥはどれくらいこの音を使うかで、オプションでわけてもいいかもしれないですね。
僕はもうほとんど慣れたけど、人によるというのはわかります……