2019年08月05日

【日記】東京の暑さが限界を超えた

去年の夏は特にきつかったが、
今年は遅かっただけで東京はもうダメだ。
外で歩くのが、10分持たないと思う。


なぜこんなに熱いのか考える。

間違いなく、コンクリやアスファルトなどの、
石のせいだ。
都市は石で出来ている。

近くの公園を通ると、
土や砂の地面はそこまで熱くないことがわかる。
しかも日陰は涼しい。
同じ気温、同じ空気のもとで何が違うのか。

地面の石(アスファルトやレンガやコンクリ)だろう。
仮にここに街路樹による日陰ができたとしても、
熱伝導率の良いこれらの素材は、
日向から熱を得て、
日陰部分に即伝わる。
つまり日陰を熱し続ける。
都会で日陰が涼しくない理由がこれだと考える。

対策は、ブロック状にして間に断熱材を挟み、
日陰ブロックと日向ブロックを熱的に断熱することだろう。
調べると、強度的にアクリルかウレタンフォームがギリギリ。

打ち水の効果は、土や地面など、
熱伝導率の低い材質にしかないと思われる。
石に水かけたらサウナやないかい。


弊社は第一京浜を渡ったところにあるのだが、
直射によるアスファルト熱に加え、
日テレのガラスがちょうど反射してアスファルトに当たり、
二倍熱を持っていることが、
横断歩道を渡ると理解できる。
しかも車のタイヤによる摩擦熱、
エンジンそのものの排熱もある。

沢山生えたガラスビルは、
太陽を反射して、下々の世界を鏡灼熱地獄に変えている。


これに加えて、クーラーの排熱があるわけで。

クーラーと室外機の排熱で、プラマイ0になると思っている文系はいないか?
クーラーは熱交換に動かす、
モーター分の熱が追加で出る。
(このため、密室で冷蔵庫を開けておくと、
部屋は冷えず次第にあったまっていく。
排熱板が室内にあるから)

ざっくりクーラーのワット数がプラスの熱に変わる。
家庭用クーラーが1100Wや。
300Wの白熱灯4つ分の熱を想像したら、
どれだけ熱が増えるかわかるかな。
冷えた分の部屋の熱と、モーター動かす排熱が、
外に排出され続ける原理だ。

ちなみに業務用クーラーを調べると、
一台5馬力=14000Wという数字が出てきた。
天井について4方向に出すやつ。
家庭用10台分や。
それがワンフロアにいくつあって、高層ビルが何階あるか。
その分、永遠に都市を熱し続けているわけや。

クーラーは中を涼しくする代わりに、
外をそれ以上熱くさせる、傲慢の道具だ。

高層ビルの上の方から排熱すると、
東京全体で上昇気流が発生し、
雲が来なくなる。
雨が降らないのはそれが理由だと考えられる。


ヒートアイランドのこうした仕組みは周知されていない。
実情を知ると空恐ろしくなるからね。

こうして、「クーラーの効いている部屋にしかいられない」
という、おかしな現象になる。
タクシーつかえりゃいいけど、
公共交通機関はもうクーラーが効果がないくらい熱い。
東京は地下鉄もあるしね。


都市は、石を熱し続けている。
電気とガソリンと摩擦で。
人間の排熱もあるだろうが、これに比べれば誤差範囲だろう。


さて。

この基地外都市で、この時期来年オリンピックやるんだってさ。
選手たちは金をかけて自衛するだろうが、
会場の庶民は、バタバタと倒れるね。

今のところ天然の風が最も冷却に効果がある。
汐留のビル群が海風を遮って新橋が2度上がった話は有名だ。

ほんまにオリンピックやるのかね。
会議室のクーラーの人は、
家から電車で移動して、たとえば二時間観戦して、
また家に帰る動線を、やってみたことあるのかね?
posted by おおおかとしひこ at 11:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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