2019年08月19日

クライマックスのセットアップ2

クライマックスは怒涛の展開だ。
設定を使い尽くす、大量消費の戦争の場である。

それまでに、どこで何を設定しておくべきか。


最低でも直近の第二ターニングポイントか、
三幕入った頭の部分でやっておく。

しかし実は冒頭から伏線が引かれていたり、
途中途中で重大な設定がなされていることもある。
二幕前半で「非日常世界」へ突入するとき、
帰還条件が明示されることもあるだろう。
(「○○を持って帰れば国に帰れる」
「○○を探すのだ」「○○が目的地」など)


いずれにせよ、
これまでの全てはこのクライマックスの、
怒涛を楽しむためにあった。
何も疑問に思わせないこと。
あとたった一つの焦点のクリアが鍵になること。
そのように意識を一つにすれば、
あとは見世物に身を任せられる。

具体的には、以下のようなことが大体わかっていると良い。

・勝利条件
・何が困難か、危険は何か(大抵、最大の困難と危険)
・ラストステージの情報(日時や外観や機能)
・その勝利の意味(沢山重なっている。前記事参照)
・もし敗北したらどうなるか(上の反対か、それ以上に悪くなる)
・何故それを、命を懸けてしなくてはならないか
(動機の再確認。個人的動機と社会的価値、おそらく双方ある)
・これまでして来たことの意味、総括
・これが終わったら帰れる日常のイメージ

全部が必要というわけでもないし、
改めて全部を説明するのは野暮というもの。
しかしながら、
クライマックスがスタートする前に出発準備をしておかないと、
途中であれが足りないこれはいらなかった、
などが判明するかもしれない。
(それはリライトの課題になる)

結局色々なことを総まとめして、
「あとは○○を成功させれば良い
(そして△△が心配される)」
と、たった一つに絞り切れれば、
あとは飛び込むだけである。


また、クライマックスを描くには、
長いシークエンスを描くことになるので、
その見取り地図を作っておくことをオススメする。
次回に続く。
posted by おおおかとしひこ at 08:22| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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