指に叩き込むのが基本だけど、
案外「配列図を紙に手で書いてみる」のは効果がある。
まずキーの桝目を書いてみよう。
そもそもブラインドタッチが怪しい人は、
ここが怪しい。
横に何キーあるんだっけ?
縦に何キーあるんだっけ?
これさえもあやふやだったりする。
また、横にどれだけずれてるか、知らない人もいる。
上段は1/4だけ中段から左にずれていて、
その中段はなぜか1/2下段から左にずれている。
これは、桝目を書いて見ない限り、
一生気づかないことかもしれない。
なんでズレが一定じゃないの?って、
疑問に思わない人はいない。
(詳細は過去記事。タイプライター時代の、
ハンマーが重ならないような工夫)
で、うまく30キー(+配列に必要なキー)を桝目に書けたら、
ホームポジションにポッチを書こう。
そこに指を置いて、一回構えよう。
あなたが興味があるキーはどこか?
まずホームキーだろう。
覚えていれば書き込み、覚えていなければ配列図を見て書き込もう。
左から右に書くか?
僕は右利きだから、まず右のホームキーJ位置に、
何があるかを書く。
これが最重要のキーであり、
左のF位置より大事。
だからJF位置の順で書く。
次は?中段だろうね。ホーム段だし。
中指薬指小指の順に大事だろう。
左右は分からない。あなたの大事な順でどうぞ。
おっと、中段人差し指伸ばし、GH位置は?
上段下段の方が大事なら後回しでもいいぞ。
同様に上下段をやり、次にシフトを同様に?
それもある。
僕は、「右手人差し指の上下段、伸ばし位置上下段」、
「中指の上下段」…のように、
「指でまとめる」形で書いていく。
単打が終わればシフトも同様だ。
この順で最後まで書くと、
指と音の関連の記憶がより深くなると思う。
もう一回、別の順で書いてみよう。
桝目を書いて、ポッチを書くまでは同じ。
白図を作って置いてコピーしてもいいけど、
手で書いたほうが記憶に残るぞ。
次に書く順番は、
「覚えている連接」の順だ。
なんでもいい。
なに、どれ、そう、など、つい、った…
なんでも覚えていた二連接を、
配列図に書き込んでいく。
覚えていたものを書き込み終えたら、
残りの音を、二連接の形でなるべく書き込もう。
残りの二つを使って作ってもいいし、
すでに書いた音との二連接でもいい。
単独の音は存在しない。
「あ」とか「ん」とか言うけど、それは動物の鳴き声のようなもので、
言葉じゃない。
連接こそ言葉であり、
それを打つために配列がある。
特にモダンな配列ほど、指運びを洗練させているから、
意味のある連接ほどいい運指になっているはず。
いわゆる、
「カンニングペーパーづくりが既に勉強になる」
というパターンだ。
この一覧を二回作ることで、
どこまでを自分が覚えていて、
どこがあやふやかを知ることが出来る。
あやふやな部分が洗い出せたら、
そこを重点的に連接を作って覚えるといい。
自分の言葉で覚えた方が速い。
結局自分の言葉を吐くために、配列を使うのだから。
2019年08月27日
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