左右分離型キーボードを使ってみたのは、
「肩甲骨が開き、エルゴノミクス的によい」
という言葉を信じたからだが、
実際のところどうなんだろう。
最近FJ直下に親指キーを持ってきたら楽になったので、
さらに検証を続けてみた。
で、なんとなくわかったこと。
左右分離の距離が狭ければ狭いほど(たとえば3〜4cm)、
両手の連動がうまくいき、
ミスも少なく、高速打鍵が可能になる。
そのかわり疲労度が高い。
逆に、距離を広げて(たとえば15〜30cm)両手を広げるほど、
打鍵がゆっくりになり、ミスも多くなり、
しかし疲れない。
これは主観的な感覚なので、
客観数値は存在しない。
しかし、
「疲れてもいいから乗ってる時」は左右距離を縮めるべきだし、
「遅くてもいいから疲れたくない時(たとえば原稿のコピー)」
は左右距離を広げたほうがよいのでは?
という住み分けになりかかっている気がしている。
カタナ式を作っていたときは、
FJのホーム位置をさらに近づけてGJをホームとした、
高速カタナ式を使っていた。
これは両手の連動が良くなり、高速化可能だ、
という僕の経験を踏まえて作っていたものだが、
ここにきて、左右分離キーボードでも同じ原則が働くのではないか?
ということ。
だったら一体型でもよいのでは?となるけれど、
左右対称(格子配列でなくとも)で、
テントしている一体型って、
ニッセぐらいしかないんじゃない?
(左右の水平な基盤を分ける必要があり、だったら一体型でなくても、
ってなってしまうのだろう)
しかも左右距離を時に応じて変えるとなると、
分離型のほうが取り回しが楽そうだ。
高速打鍵タイパーが左右分離型を使わないのも、
逆に一日中キーボードを触っていて高速打撃の必要がそんなにない、
エンジニアたちが左右分離型メインで自作キーボードを流行らせてきたのも、
この状況証拠といえないかなあ。
僕は、高速のまま長く打てるといいなあと考えるが、
長く疲れないことを重視したいので、
そういうときは離し気味に構えるとしよう。
だだっとブログ書くくらいなら、
狭くして効率よくやったほうがいいだろうね。
こんな感じで使い分けるといい気がする。
2019年08月27日
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