2019年08月27日

見事な伏線回収と構成力

ナイツの漫才がYouTubeで流れてきたので、
作業中に聞いていたが、見事な落ちだったので貼っておく。
9分弱の旅をおたのしみください。
https://www.youtube.com/watch?v=f7RQWPddkuk


いやあ、みごとな伏線。
それは予想できないわ。

見事なのは、「詰まらない」野球ネタのひとつひとつが、
ビジュアルがあること。
これによって記憶されているので、
怒涛の回収劇が理解出来る。

これが脚本力以外のなんだというのだ。

当たり前だけど、これには台本がある。
こういうのを書けるようになれば、
ずいぶん脚本力があるという証拠になるね。

逆算とは、こういうことだ。
「なるほど」とはこういうことだ。


「3分ぐらい笑いが起きていない」の部分が絶妙。
ここからちょいちょい笑いを挟んで、
以後飽きさせないようにしているのがテクニカル。

もちろん短編ならではの回収劇。
長編では「詰まらない」部分に耐えられないかもしれない。

伏線の教材にどうぞ。


また、高々9分なので、原稿用紙9枚前後。
全部文字起こししてしまうと、勉強になるぞ。
posted by おおおかとしひこ at 21:07| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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