2019年08月28日

ストーリーとは、逆境の克服である

などと僕は言っている。

その素晴らしい例を貼っておく。
We're The Superhumans | Rio Paralympics 2016 Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=IocLkk3aYlk


僕は英語が苦手だから、詳しくは何を言っているか分からない。

しかし障害者が面接で"No, You Can't."と拒否されたことはわかるし、
その健常者以上に動く手足に、どれだけの努力があったかは想像出来る。

これを笑って、怒りながら、ぶつかってでも、
"Yes, I Can."という様が素晴らしい。


私たちのほとんどは障害者ではない。
しかし彼らは私たちと同じく、
人生に問題を抱え、前に進もうとしている。

私たちと彼らの共通点はたったそれだけで、
だから私たちは感動することができる。


最後に、We are the superhumansと誇らしげに言うことが素晴らしい。
ラストカットがものすごく良い。
人間を超える人間。
これこそがスポーツのテーマだ。
歴史に残るキャッチコピーであり、コンセプトだ。
真ん中から1ミリもずれていない完璧さ。

これはほとんどの健常者が、ヒーローものをみて勇気を出すことと、
全く同じ構造である。


彼らは逆境を克服しただろうか?
それはこれからはじまるパラリンピックをごらんください、
という広告である。


およそこれ以上の広告を近年見たことがない。
東京2020オリンピックパラリンピックのCMがこれを超えることを期待する。

無茶振りもいいところなのは百も承知だ。
しかしやるべきだ。
posted by おおおかとしひこ at 18:26| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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