タイパー: リアフォ一択(?)、トプスピ追求
配列やる人: 長期的に楽をしたい
自キ: そんなに打つ量はない。オシャレしたい。
肩こりを軽減したい。たのしい。
のような差異がある。
タイパーは元々十分な速度があるから、
あらたに配列を始めないだろう。
それを磨くのに限界を感じた時だけで、
しかしそれまでと同じくらい時間をかける意欲があるかどうかだろう。
リアフォなどの最高級キーボードしか使わない印象。
物理配列に疑問を抱かないなら、そのまま動かないだろう。
競技タイピングのハードパンチに自作キーボードは耐えられるかなあ。
メンテも自分でやんないといけないしね。
配列を変える人は、
トップスピードよりも、
長期的に楽をしたい人が多い印象。
物理配列を変えるのはハードウェアをやらないといけないから大変で、
論理配列を変えるのはエミュレータのパラメータを弄るだけだから、
手間自体は1分から10分くらいだ。
設計や練習に時間が一ヶ月から半年かかるだけで。
配列を変えてタイパーに挑む人はそこそこいるけど、
タイパー全体よりは少ないため、
統計的有意な数に達していないと思われる。
自作キーボードやればいいのにと思うけど、
畑が違うことで尻込みするのだろう。
また配列が自由なほどqmkが難しく、
急に難易度が上がることも難しさに拍車をかけている。
代表的な配列のテンプレqmkを書き、
改造するだけでOK、とかにするとハードルが下がるかも…
自作キーボードのコア層はエンジニアだ。
量もスピードも要求が少ない。
ただし最も長期間キーボードに接している人だろう。
肩こり解消のために左右分割を作ったり、
ピカピカ光らせたりする理由はそれだ。
競技タイピングの動機はない。
大量に速く打つことがないから。
配列を変えることは、
上に述べた通りqmkの扱いが難しい。
キーの位置交換ならすぐ出来るが、
同時押し前置シフトなどは実装がたいへんだ。
物理配列が違うから、
キーボードごとにコードを書き直す必要がある。
これも横に普及しない阻害原因か。
結局、
「そこまでしてそれをする必要はない」
が、三者の交わりを絶っているように思う。
僕は「より楽な配列を」と配列道に入り、
「より楽な物理を」と自作キーボードに入った、
大量に書く者である。
理系だったから、
自作キーボードのハンダもqmkも初体験でもなんとかなった。
そもそも大量に書く者は文系で、
ハンダもプログラミングも手も足も出ないだろう。
目の前の道具は人の手によって作られたものであり、
それは自分の手でも作れるのだ、
ということに気づかれたいものだ。
そういう人たちにこそ、
配列も自キも普及させたい。
ということで、三者は交わりそうで交わらない。
それぞれに動機と日常が異なる。
大量の日本語難民、
qwertyローマ字も遅いし、
フリックでは量書けないし、
ポメラでもいまいち、
という人はいると思われる。
このサイレントマジョリティーが流入するには、
既製自作キーボード(配列プリインストール)
が待たれるのかもしれない。
2019年09月06日
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