物語は、読まれる時を待っている。
僕が中学でも大学生でも監督になっても読まなかった物語が、
僕が読むべき歳になるまで待っていてくれたということか。
感情移入とはなにか。
全能感とビッグマザーについて。
物語によって生まれ変わることについて。
読み終えた物語はどこへ行ってしまうのか。
これらについて知りたければ、
この本を読めばよい。
昔から、箱に入った気位の高い本だと思ってた。
その理由は、読み終えればわかる。
ある程度の資格がある人しか読めない。
あなたが読むべき時に読むまで、
この物語は待っていてくれる。
人類に成し得た、傑作の一冊だ。
もしこの本がいま新作として発表されたら?
ウリがないとか数字が読めないとか言われて、
低調のまま終わるだろう。
真実と商売は関係がないかもしれないし、
あるかもしれない、というだけのことだ。
映画「ネバーエンディングストーリー」と、
ミヒャエルエンデの確執については、
wikiで読んだ。
映画版は原作のビジュアル化遊園地だけで儲けようとした、
ということは理解した。
オチはETと同じだしね。
でもあの当時の最新SFXは、
僕ら少年の夢を見させるのに十分なクオリティで、
それをリアルタイムで観れたことは僕の財産だ。
あの頃そんなビジュアル化だけの映画が沢山あったなあ。
いまもか。
そもそも映画化に向いてない話やんけこれ。
小説の面白さがなんたるかを、死ぬほど楽しめるぞ。
俺も、戦いの続きを始めなければ。
昨日から読み始め、
今日は飯食わずに一気読みした。
ラーメン食いに行ってきます。
2019年09月08日
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