2019年09月11日

どんな面白そうなものかと最初は期待したのに、何にもならなかった作品

これらの屍の山を見て、何がどうダメだったか、
反省しよう。


漫画:
AKIRA
ドラゴンヘッド
ファイアパンチ
GANTZ(カタストロフ編)
アイアムアヒーロー
亜人(途中脱落)
進撃の巨人(追っかけてないが、最近また面白くなってきたらしい?)


映画:
スターウォーズエピソード1-3
スターウォーズ7
ワイルドワイルドウエスト
ファイナルファンタジーthe movie
ドラゴンクエストユアストーリー
フロムダスクティルドーン(ある意味珍作)
スリービルボード

邦画:
アンフェア(第一ドラマシリーズは傑作。その後のSPや映画は全部クソ)

海外ドラマ:
V
プライミーバル

アニメ:
Zガンダム



結局なんやってん?
という羊頭狗肉、竜頭蛇尾たちを集めてみた。

共通点は、
「一体どうなってしまうんだ?」
と最初(や予告編)はグイグイ掴むのだが、
途中からダレ、
結局なんやってん、と終わってしまうこと。

なぜそうなるのか?
シンキングタイム。

















「結末の準備を冒頭でしていないから」
だと思う。

結末まで考え切ったうえで製作に入っていない。
だからヒキだけは立派だ。
「一体どうなるんだろう?」が全く読めない。
そりゃそうだ。作者ですら考えていないんだもの。

「わからない」ことしかヒキがないから、
「わかった」順から詰まらなくなる。
幽霊の正体見たり枯れ尾花。



よくできたストーリーは、
冒頭に答えの準備がしてあるものだ。
最初のアレに戻って、おしまい、
という形が最も美しい。

それは、人が人に話をするときの基本である。
「ツカミの枕が、実はオチの伏線である」
が基本形なのだ。


上にあげた屍たちは、
オチと冒頭が食い違っている。
そのオチにするなら冒頭が違うし、
冒頭の期待はオチで答えていない。

つまり、基本が出来ていない。
歪んだ背骨は決して真っ直ぐにならないのだ。
posted by おおおかとしひこ at 00:53| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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