2019年09月23日

モーツァルト「音楽の冗談」

という曲があるのを知って聞いてみた。

「素人が音楽を作曲するとありがちなミス」
というのを揶揄するためにわざと作ったのだそうだ。


作曲理論に関してはよくわからないが、
「部分はよく出来ているのに、
全体はちぐはぐ」という印象が大きい。

あるいは、
「フレーズは良いのに、
フレーズとフレーズのつなぎがギクシャクしている」
(飛躍とか跳躍とかいうのかしら)
という印象もある。

普段僕は脚本を楽譜にたとえるが、
これは出来ていない楽譜の演奏であり、
出来ていない脚本の上演はこのようなもの、
ということだろう。


つまり僕が冒頭に思った感想、
「部分はよく出来ているのに、全体はちぐはぐ」
「フレーズは良いのに、
フレーズとフレーズのつなぎがギクシャクしている」
が、
出来の悪い脚本にもあるということ。

あと「繰り返しが多い」のも感じたし、
「終わると思ったらまた続いた」もあったし、
「どこかで聞いたフレーズが混ざってる」
ようにも感じた。


構成という一言では表しきれない、
流れに関するなにかが脚本にはある。

是非聞いて参考にされたい。
posted by おおおかとしひこ at 12:14| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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