僕らと、絵描きや政治家や建築家との違いはなんだ?
順番の制御ではないだろうか。
いっぺんに言ったらわからないから、
順序だてていうこと。
それらは認識が拡大するように、
想像が広がるように、順序だてること。
順序に予想がつくようになっていると分かりやすい。
順序の仲間でないものは、排除しよう。
ノイズだ。
順序が逆になってて変なところは、戻そう。
順序が逆になってて面白いのなら、戻すべきではない。
順序が飛んで分かりにくいなら、
間を足そう。階段のステップに似ている。
順序が細かすぎてイライラするなら、
適当にスキップしよう。
順序はリズムだ。
リズムに乗った時に一番気持ちいい。
リズムは転調することがあるぞ。
リズムに乗ると気持ちいいのは、
予測と現実が見事にあうからだ。
しかし同じリズムが続くと退屈だ。
時々の転調はその意味がある。
リズムには裏切りがあると面白くなる。
裏切りすぎてもついてこれない。
順序通りだとこうなると予想させ、
それが来ないと、人はそれを待望するようになる。
遅らせの効果があるわけだ。
その順序とその量は、
最終目的のために適量か?
どこかが多かったり、少なかったり、
物足りなかったり、お腹いっぱいすぎないか?
分量調整はセンスだ。
シーンナンバーは、
最終稿で○表記だったところに振られる。
一回振られたら変更はない。
それまでの作業用として、仮に打つのが○だ。
○の状態の時は、順番入れ替えや、
削除や復活や変更が自由である。
シナリオの○には、そういう意味がある。
絵描きや政治家や建築家には○はない。
音楽家には楽譜があるが、
言葉による意味は存在しない。
脚本家、小説家、作詞家だけが、
この順番を制御する。
2019年09月29日
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