本当に媒体が売れてないんだな。
民法テレビのビジネスモデルは、
「テレビはみんな見るから、
その番組制作の予算のスポンサーになってください。
予算に応じて御社のCMを○回流します」
というものだ。
番組の制作予算が減ってるってことは、
つまりスポンサーがCMを打つほど、
テレビが見られていないと判断している証拠である。
ところで、
このシステムではないCMの流し方をする企業が、
三つだけある。
ハウス食品、コーワ、そしてAC。
深夜はみんな見ないから、
スポンサーがわざわざ買うほどの視聴率がない。
そこで、
「(普通より安い)一定料金を払うので、
スポンサーの付かなかった枠に自動的に流す」
という契約を結んだのがこの三社。
これは何十年も前の契約だが、いまだに有効らしい。
このうちACは最も優先順位が低く、
不祥事などで突然空いた穴を埋めるために使われる。
(震災時のぽぽぽーん祭りは、
つまりはCM枠をどこも買わなかったということ。
自粛という名の経済のストップだった)
だから深夜は、ハウスとコーワの二択祭りだったりする。
これらのCMをフィラーなどという。
日本語では穴埋めかな。
さて本題。
たまさか北海道シチューを担当したので、
「かなりよく流れている」という声が、
あちらこちらから聞こえている。
よくある深夜帯ではなく、
朝やゴールデンなども。
ハウスがいつもの契約以外に、
特別に枠を買った可能性もあるが、
それにしてもよく見ると。
あれ?
つまり、テレビはフィラーばっかりなのかい?
やべえぞテレビ。
僕はもうほとんど見ないけど、
卒業した塾が潰れそうと聞いた気持ちになる。
2019年09月29日
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