2019年10月02日

【薙刀式】大量の長文打鍵からわかること

毎日1万字近く、2週間近くコピー打鍵をしてみた。
(手書き小説の清書)
で、ちょっと左手が痛くなったので休憩中。

薙刀式決定版をわずかに弄ってみて、
その疲労との因果関係を探ろうとしている。


左肘が痛い。
疲労の蓄積だ。
直接的には尺側手根屈筋の腱鞘炎だ。
それは広がり、左肘、上腕三頭筋も痛くなる。
で、大量打鍵は休むことにした。

3Dキーキャップのテストも、
精々5000字程度に収めている。
(割といいのでこのままゴーかな。出品申請待ってたら、
消費税率の関係か、なぜかキャンセルになってたので再申請中)

左手薬指と親指。
どうもそこが僕の弱点のようだ。

なにか左手が捻られているような感覚があり、
それが左手薬指の運指のもつれに関係しているような気がして、
とくに「てき」ESが良くない気がして、
(薬指を引っ掻き打ちしてしまい、
腱鞘炎に一番良くない打ち方になっている)
「てき」をEWの前のバージョンに戻してみようと思った。

「き」「は」が決定版のSとWにしたのは、
最後まで迷っていた部分。
両方頻度がそんなに違わなくて、
どちらにしても良かった。
「は」の裏の「み」の連接がWの方が良く、
結果こうなった気がする。

「〜は」と何かを話題にするとき、
そこで一旦つぎの内容を考えることが多く、
Wに薬指を投げて元に戻るまで時間がかかってもいいか、
などと考えたことも大きい。

たぶん僕はSがうまく打てない。
先に書いた通り、奥から手前に引っ掻きながら打ってしまう。
これは一番腱鞘炎になる打ち方で、
全指手前から奥に打つ、
伸筋を使った打ち方に矯正したはずだが、
最も不器用な左薬指は矯正しきれていない。
上段のWなら遠いから自動的に手前→奥になるから、
僕は左手薬指に関しては、
Wの方がSより打ちやすい。

ただ、苦労しない、というだけで速いわけではない。

このへんが速度と疲労度の関係を難しくしている。
楽なのが速いわけではなく、
速いのが楽なわけではない。

歩くのが速い人と遅い人がいるように、
その人の適切な速度(エネルギー最小)があるように、
各指もそうなのかもしれない。

僕の左手薬指は、
Wはエネルギー最小で遅く、
Sはエネルギーをたくさん使って速いようだ。
(Xは論外)

色々観察して、こうではないかと考えた。

で、どっちにどっちを担当させるべきか。



「は」で特に重要な連接は、
れは(これは、それはなど)、では、ては(しては、いてはなど)
とは、には、はん、パー
裏の「み」で重要な連接は、
みて、てみて、みせ、みた、みる、ミュ、きみ、みぎ

「き」で特に重要な連接は、
てき、きて、でき、きた、とき、せき、ひき、しき、つぎに、つぎの、
きん、ぎん、きょ、きゅ、きゃ、ぎょ、ぎゅ、ぎゃ
げき、なき

などだろうか。
決定版の配置は、これらを考えた上で、
ベストだと思う位置にしたはず。

しかしもっと長い連接において、
どうも左手が捻られている感覚があって、
それは一日1万字を毎日二週間打つような、
それぐらいの負荷でようやく自覚される感じのものだった。

具体的にどういう単語が、
というわけではなく、
ほんの少しずつの蓄積だから抽象的なんだけど。

一日5000字程度ならこの痛みは起きないので、
このへんが閾値であることは体感的にわかっている。
これが僕だけの現象か、平均的に起こるのかは、
ユーザー数が少ないので検証のしようがない。
しかしおれはいたい。

左手親指で同手シフトしてしまうのも、
左手薬指の痛みに直結してると思う。
シフトWは無意識に左手親指を使うようで、
この手の形が捻りを加えている可能性もある。
シフトSは右手親指を使う癖があるらしく、
だったらシフトWの方をマイナー音にするべし、
なども考えた。


そうそう、
「的には」が左4連で、決定版だともつれる。
(ES【D】W)
これがましなアルペジオ4連になる。
(EW【D】S)
そんなに使う言葉ではないが、
これが今回の件の違和感の象徴かもだ。



効果のほどはわからない。
まだWS交換で前ほど速く打てないからだ。
前は850/10分ペースで清書が進んだが、
今は650/10に落ちた。
これが850に戻るまで、ほんとの比較は出来ない。
なので、駄文を書きながら、
しばらく入れ替えに慣れてみようか、
などと思っている次第。

とにかく痛いので、
動機は常に緊急だ。
ストレッチを沢山探しているが、
尺側手根屈筋の深部にはなかなか届かない。
これかな、というやつを昨日見つけたので、
しばらくそれを試してみて早期回復したいものだ。


目標は一日15000とか20000にしたいのだが
(漢字含有率にもよるが、一日3万から4万打鍵といったところ?)、
これは生まれたままの手で実現できるものだろうか。

それとも鍛えなければできないものだろうか。
痛みながら超回復して、鍛えられつつあるのか。
(実際昔より腕が太くなった気がする)

誰もそんなことを書いてないので、
わからない。
出来る人は最初からできた、みたいな才能の世界なのかしら。
タイパーなんて一日10万打鍵とかするんでしょ?

僕は出来なかったから、ショートカットを自分でつくり、
なんとか足掻いている状態だ。


ということで、
一日一万も書かない人は薙刀式決定版で行けると思うが、
その先を考える人は、
僕が現在テスト中の私家版があるかもよ、
などと書いておく。

先にも書いたように、特定の言葉ではもう慣れたけど、
そんなに打ってない言葉だけ、前の配置で打ってしまう。
これらが上書きされ切るまで、答えは出ない。
(ダメでしたで戻すのも同じ時間がかかるのかなあ。
混乱するからもっとかかるかなあ)


左手小指がわりと使ってない(2%)ので、
負荷をこっちに分散させる手も、あるかも知れない。
痛みは進化の淘汰圧。
posted by おおおかとしひこ at 09:31| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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