「すでに人類は物理キーボードよりスマホキーボードのほうが入力が速いのかも」
https://www.gizmodo.jp/2019/10/hard-soft-keyboard-typing.html
スマホが上がっているというより、
物理キーボードタイピングの質が下がっているという考察。
スマホにおける英語の「スライド入力」とは、
たとえば
https://www.google.co.jp/amp/s/ascii.jp/elem/000/001/605/1605247/amp/
などで想像できる。
スペリングのオートコレクトがあれば、
おおむね指を離さずに、
「1アクション1ワード」または「数アクション1ワード」が実現していると想像できる。
スペースや改行はどうすんのかな。
(英語タイピングについては素人なので、
詳しい方教えてください)
これは結局、
「人は楽な方に流れた」ということだと思う。
物理キーボードを僕のようにいちいち持ち歩く人は限られている。
それも、
とても打ちやすくミニマルで軸がちゃんとしてるキーボードをだ。
開発費は10万以上かかっているが、
この物理セットだけなら2万ちょい。
(miniaxe 9000円
クリーム軸36個 3240円
choc15gバネ 1200円
薙刀式キーキャップ 4800円
ゴム足低いやつ 410円
マグネットコネクタ 2000円ぐらい
ケーブル2本 2000円ぐらい
計 22250円ぐらい)
安い万年筆と同じくらいの価格だろう。
あるいは、
リアフォやhhkbのような高品質のキーボードが、
海外にないのも問題かもしれない。
マックスがチェリーキーボードだろうし、
それ以下のメンブレンやパンタグラフだったら、
スマホの方がいいだろうしね。
キーボードに関しては、
元々3万円くらいは価値があり、それくらいの投資をするべきものを、
安価なキーボードが「悪貨が良貨を駆逐する」
焼け野原にしてしまい、
それだったらスマホの方がいいわ、
という状況が現在なのではないだろうか。
つまり、多くの人が、
「3万はする、いいキーボードでの打鍵経験がない」
のではないだろうか。
そりゃ普及品の中でマシなものを使うだろうよ。
今の若い人はとくに、いいキーボードに触ったことすらないだろう。
少なくとも万年筆のように、
「本当に使い心地がよく、いい道具」
として、いいキーボードはプレゼンされるべきだ。
自作キーボードの流行は、
リアフォやhhkbの物理配置では満足できなかった、
いいキーボードが欲しい人が、
支えているように思う。
そのうち物理キーボードは、
グランドピアノのような金持ち用の道具になるかもしれない。
電子楽器が駆逐したようにね。
キーボードは楽器や文房具のような、
高級な手に触れるものとして、
開発されるべきだった。
しかし利潤追求するだけの家電メーカーにしか作られなかったのが、
悲劇だったのかもしれない。
文具メーカーであるキングジムのポメラが、
こだわってくれるかと思ったが、
相変わらずただのパンタグラフで、
そこを開発する気はないようだ。
(そもそもキングジムの文房具は高級品というより普及品だ)
翻って日本では、
フリックがqwertyローマ字を駆逐しきるまで、
あと10年くらいだろうか?
それまでに、
我々配列屋がいい論理配列と、
いい物理配列の自作キーボードを作ったとしても、
「誰もが知る高級品」として普及するだろうか?
「やる人がやると凄いらしい」
ということを周知する必要がある。
動画を撮ってバンバンあげるべきだ。
新配列に限れば、僕が撮って編集しますよ。
2019年10月11日
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