長期的なデータが取れた。
自作長編小説一本の手書き第一稿の、
コピー打鍵(清書作業)において。
トータル105335文字、実作業時間23時間17分。
(稼働は3週間で、毎日やったわけではない)
割り算すると、754文字(変換後)/10分。
間に配列を私家版に変更したり、
木ーキャップから3Dプリント版に変えたり、
セッティングを逆チルトにしたりチルトにしたりなど、
微調整をしながらではあるが、
まあ大きくはこの辺に収束するということで。
区間最速850、
区間最遅526。
内容が面白い時は筆が進む。
出来の悪いところは筆が遅くなる。
内容を吟味しながらやってるから当然だけど。
(真のコピータイパーは、内容を頭に入れずに打つのだそう。
その方が速いらしい)
親指シフトやQwertyローマ字で、
こうした実用入力の大規模な調査はあるのだろうか?
休み休みやってはいるものの、
高々1分の短距離タイパーとは異なる時間感覚の、
実用入力の統計例として記録しておく。
(ちなみに僕はタイプウェルではSSだが、
もしそのペースで書けるなら、3111文字(変換前)/10分
というとんでもないペースだ。これはナンセンスな比較だ)
似た作業だと、
僕のQwertyローマ字で530の数字がある。
その時は6000字程度を一単位としていて、
それ以上を書いたことがなかった。
1.5倍程度に速度が改善されたことは確かで、
手が痛くなっていないという点で、
労力の軽減も図れている。
(物理キーボードの恩恵も大きいだろうが)
薙刀式、べんり。
しかし通して打鍵した経験でいうと、
第一稿はタイピングでやる気がしない、かな。
手書きによる言葉は生きた言葉で、
この新鮮さはタイピングでは出ない。
変換で止まる(戻る)ことが一番ガンだ。
無意識で漢字ごと文末まで書き切りたい。
それには漢直以外方法がないということか。
漢直が僕の手書き速度900行くのなら、
導入の検討をしたい。
やっぱ、タイピングは作業だな。
短い仕事文やブログならタイピングでもいいけど、
魂を込めた小説などは、手書きが僕には合っている。
これだけの工夫をしながら、
タイピングを否定する結論に達したわけか。
(薄々最初からわかっていたが)
今後も住み分けながら、生きていくことにしよう。
2019年10月13日
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