2019年10月13日

【薙刀式】754文字/10分(10万字越えのコピー打鍵において)

長期的なデータが取れた。
自作長編小説一本の手書き第一稿の、
コピー打鍵(清書作業)において。

トータル105335文字、実作業時間23時間17分。
(稼働は3週間で、毎日やったわけではない)

割り算すると、754文字(変換後)/10分。


間に配列を私家版に変更したり、
木ーキャップから3Dプリント版に変えたり、
セッティングを逆チルトにしたりチルトにしたりなど、
微調整をしながらではあるが、
まあ大きくはこの辺に収束するということで。

区間最速850、
区間最遅526。

内容が面白い時は筆が進む。
出来の悪いところは筆が遅くなる。
内容を吟味しながらやってるから当然だけど。
(真のコピータイパーは、内容を頭に入れずに打つのだそう。
その方が速いらしい)


親指シフトやQwertyローマ字で、
こうした実用入力の大規模な調査はあるのだろうか?

休み休みやってはいるものの、
高々1分の短距離タイパーとは異なる時間感覚の、
実用入力の統計例として記録しておく。
(ちなみに僕はタイプウェルではSSだが、
もしそのペースで書けるなら、3111文字(変換前)/10分
というとんでもないペースだ。これはナンセンスな比較だ)



似た作業だと、
僕のQwertyローマ字で530の数字がある。
その時は6000字程度を一単位としていて、
それ以上を書いたことがなかった。

1.5倍程度に速度が改善されたことは確かで、
手が痛くなっていないという点で、
労力の軽減も図れている。
(物理キーボードの恩恵も大きいだろうが)

薙刀式、べんり。



しかし通して打鍵した経験でいうと、
第一稿はタイピングでやる気がしない、かな。

手書きによる言葉は生きた言葉で、
この新鮮さはタイピングでは出ない。
変換で止まる(戻る)ことが一番ガンだ。
無意識で漢字ごと文末まで書き切りたい。

それには漢直以外方法がないということか。
漢直が僕の手書き速度900行くのなら、
導入の検討をしたい。


やっぱ、タイピングは作業だな。

短い仕事文やブログならタイピングでもいいけど、
魂を込めた小説などは、手書きが僕には合っている。
これだけの工夫をしながら、
タイピングを否定する結論に達したわけか。
(薄々最初からわかっていたが)

今後も住み分けながら、生きていくことにしよう。
posted by おおおかとしひこ at 13:26| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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