2019年10月20日

正義とはなにか(「ジョーカー」批評)

嘘つきの上級国民をあざ笑う、詰まらない底辺のコメディアン。
しかも心の病という、「無敵の人」を主役に持ってきた。

ネタバレなしで批評。


いつか日本もこんな暴動が起こるのか?
ハロウィンの渋谷ぐらいしかないかもしれないが。

たまたま渋谷で見たので、それを思ったのかもしれない。

底辺層は仮面を被る。
上級国民は綺麗な格好で真実を締め出す。
これが近代資本主義国家の闇か。

解決策は何もない。
我々はジョーカーは、ブルースウェインことバットマンに、
倒されることを知っている。
それが正義かどうかは誰にも分からない。

答えがないから困っている。
それが現代かもしれない。

これだけ生きてきて、
はじめてジョーカーは「ジョークを言う人」だと気づいた。


ジョークってなんだ?
建前上の民主主義のことか?



またアメリカ映画に邦画は先に行かれたね。
シンプルで強いストーリーラインと、
笑いの怪演がすごかったです。

今年は豊作だなあ。
はじめてマーベルに対抗できるDC作品になったのではないか。
ベスト3がマーベルとDCで埋まるとは、誰が予想しただろうか。


もし邦画が同じテーマを扱うならば、
今回のオリンピックの件に正面から挑むしかないね。
青葉でもいいけどさ。
posted by おおおかとしひこ at 23:35| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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