【薙刀式】一番楽な配列はなにか

ちゃぶ台をひっくり返すようだけど、
700字/10分も1000も必要なのかな？
殆どの手書きが400〜500なんだから、
400書けたらいいんじゃない？


それくらいの運用を前提で、
楽な配列のことを想像してみる。

独断と偏見による低速域で楽なランキング。

1. 新JIS配列
2. 薙刀式
3. 蜂蜜小梅配列
4. かわせみ配列、phoenixかな配列
5. 親指シフト
6. 月配列
7. 行段系ローマ字

習得が楽かどうかもファクターに含めたので、
横綱の新下駄や飛鳥はランク外で。


1. 新JIS配列

しばらく使ってみた感じ、かなり楽だった。
他の配列のマスター後にマスターしたからかも知れないけど、
2日で覚えられるくらい簡単だった。
一時間かけて2000字程度を書くには、
わりと使いやすい配列じゃないかなあ。
左右交互打鍵多めのせいで、
無理運指がないことが大きい。

あ、センター連続シフト実装想定でね。
シフトが一個しかないのはやっぱ楽。

高速領域では結果を出してないけど、
設計速度は600ぐらいだと予想する。


2. 薙刀式

新JISに比べれば、
2キー同時押し、3キー同時押しがあるので、
1ランク下げた。
僕は大阪人のイラチなので、
1モーラは1アクションで打ちたい。
下駄/新下駄以外には薙刀式のみがこれを実現。

指運びの繋がりは、新JISを上回ると思う。
小指外やTYも使わないし、
カナ配列最小の28キー範囲は指の繋がりがいい。
そういえば新JIS使った時は、BSやエンターやカーソルが遠くて、
結構イライラしたなあ。

USキーボードや自作36%系でも使えるのは、
先進的だと思われる。


3. 蜂蜜小梅配列

蜂蜜小梅は使ったことないけれど、
配列図を見る限り、とても使いやすそうな印象を受ける。
三大頻出「い」「う」「ん」がJ付近に固まっているのも、
すごく使いやすそう。
蜂蜜マトリクスの原理さえわかれば、
拗音外来音はほぼ覚えなくていいというのがすごい。


4. かわせみ配列、phoenixかな配列

行段同時打鍵でカナを出す変り種。
マスター自体はかなり楽な部類。行段系と同じだし。

1カナに同時とはいえ2打のため、
他のカナに比べて楽かどうかは不明。
かわせみの単打カナは面白いしいいアイデアだけど、
配列図を見る限り、指運びは楽に見えなかったのでここに留めた。
使ってみて案外よかったらランクは上がるかも。
延々左右同時を打ち続けるのが、
1万字とかはどうなんだろう。
そんなに量を書かない前提でのランクとしよう。


5. 親指シフト

親指同時打鍵さえクリアすれば、
馴染みやすい配置だとは思う。
上中段に頻度が偏っているのも使い勝手はいいだろう。
そのかわり指の繋がりや頻度偏りは悪いと思う。
ほんとにあの親指キーがベストなのか、
僕はいまだに訝っているが、
高速でなければ気にならないかも知れない。

親指シフトの目標が常用600ぐらいだったと思う。
今の基準では速くはないが、
手書きより速いんだからいいじゃない、
くらいだったらありか。
そう思う人が使い続けている印象。


6. 月配列

打鍵数が多いことでランクを下げさせてもらった。
同手アルペジオで打てれば気にならないのかも知れないが。
ローマ字に比べれば打鍵数は少ないけど、
カナ配列をやるのは楽したいから、
と思うのが動機では大きいと思う。

ただIMEのローマ字定義だけで実装できるのがポイントで、
インストール禁止の思考停止愚法を掻い潜り、
会社で月配列（系）を使えるのはデカイ。


7. 行段系ローマ字

カナ配列に比べれば楽にマスターできる。
指運びも、qwertyよりは絶対マシになる。

打鍵数がqwertyローマ字とほぼ変わらないことから、
「もっと楽な方法があるはず。
たとえばカナ入力…」と考えてしまいがちなのが、
欠点か。笑


普段使いが、400あたりが想像できる配列を選んだ。
かえであすかあたりもランクに入りそうだけど、
飛鳥との違いを僕が把握してないので省いた。

また400程度だと、
ピアニストのように、タイパーのように、
全指を鍛える必要もない。

新下駄や飛鳥は使える人にとっては十二分に答えてくれる配列だけど、
僕の指程度ではコントロールしきれなかった。
配列エリートにはバンバン勧められるけど、
人を見てからじゃないと勧められない感はある。


「手書きよりちょっと速い」がゴールでいいと思う。
そんな領域で、
打鍵数が少なくて、扱いが楽で、シンプルで、
指運びが楽で繋がるのが、
楽な配列じゃないかなあ。

高速域の楽とか速さとは違う、
ジョギングとか買い物に行ける程度の楽な配列が、
僕は優秀じゃないかな、などと考えている。

勿論新下駄や飛鳥で400とか600あたりで日常使いしてる人も、
いっぱいいるかもだ。
かえうちは親指シフトに続いて新下駄が多かったそうだし、
一旦マスターして仕舞えば、
替えがきかない魅力があると思われる。


（追記: よだか配列×→かわせみ配列○に訂正）