最低限書かなければいけないことはなんだろう。
シンキングタイム。
全体説明がいるなら、時代背景や前提条件がいるかも。
(オリンピック前の日本で、女子向け、とか)
ツカミ。
主人公の日常と事件の出会い方。
主人公の強力な動機。
何がメインコンフリクトで、
何をすればゴールか。
途中の印象的な場面のピックアップ。
途中の大転換展(はげしい展開)のピックアップ。
クライマックスは何か。
何を争い、どう勝利するのか。
落ちやラストシーン。
そして、このストーリーにどんな意味があったのか。
(暗示で読み取れても良いし、
抽出して明示しても良い)
我々はこのストーリーから何を学び、
何を教訓とし、何を範とすれば良いか。
そしてタイトル。
(ツカミにもなる引きのいい言葉で、
見終えたあとに、なるほどそういう意味だったんだな、
と深く記憶に刻まれるのがベスト)
こんなことをつらつらと書いていたら、
恐らく埋まると思う。
もしこれに全部うまく答えられないのなら、
そのストーリーはどこか欠陥がある。
もしこれらを書き出して面白くないなら、
熱を帯びていないなら、
そのストーリーはどんなにガワを面白くしても、
芯が冷めた電子レンジのようになる。
あらすじに迫力がないものは、
本編に迫力がないだろう。
あらすじで泣けないものは、
本編でも泣けないだろう。
勿論、本編が100とすれば、
それらは1とか2で良い。
あらすじとは、0から1を作った瞬間を見るものだからだ。
そして出来れば、これをうまく書けば100に行けるぞ、
などと期待が膨らむように書けていればベストだろう。
何文字でもいいから、
あなたが書こうとしている話の、
あらすじを書いてみよう。
初めてそうなのか、と書いてみて分かることがあったりする。
あらすじだけで、
「これは本編を早く見せてくれたまえ」
と自分で思たら最高だ。
ガワを丁寧につくり、本編を作っていこう。
あらすじはいつ書いてもいい。
本編執筆中に書いたっていい。
書くたびに文体や内容はちょいちょい変わる。
それでよい。
あらすじを書くだけで、何バージョンも試していることになったりするのだ。
2019年11月08日
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