2019年11月13日

結論と説得

結論はテーマだ。説得はそれまでのことだ。

これらの違いで、いろんなバリエーションがある。


結論:

誰でも知ってる当たり前の結論。
忘れられていたが、当然の結論。
とても意外だが、説得されてみるとたしかに、という結論。
ある事象Aを認める限り、その結論にならざるを得ない留保つき。
常識とは異なるが、こうであったらと思う願望。

論外。(考えられないおかしな結論、結論なし)


そこに至る説得:

誰でもわかりやすい説得。
非常に論理的である。
感情的に同感である。
特定の人しか理解できない、リテラシーの高い説得。
わかりにくい説得で煙にまく。
ある特定の人には響く説得の仕方。

論外。(説得力なし、論理的破綻)


などの組み合わせがあり得るだろう。


理想は、
誰でもわかりやすい説得で、
とても意外だが、説得されてみるとたしかに、という結論。
がいいと思う。

新しくてニュースがあり、価値があると思う。

ある特定の人には響く説得の仕方で、
常識とは異なるが、こうであったらと思う願望。
は、
詐欺師のやり方だと思う。

実現性のない計画(だが願望)を、
その人の承認を得るためだけの、
「プレゼン」というのものは、
僕は間違っていると思う。

しかしこの世にはそういう説得の方が多いのかもしれない。
東京オリンピックのプレゼンを、
僕は同席してみたかったな。

建築家の安藤忠雄はとてもプレゼンがうまいそうだ。
温泉に連れてっていい気分にしてから、
サラリとやるらしい。
これも一度同席してみたい。

僕は理系で科学畑から来たので、
全ての人に明らかな方法での説得が、
最も良いと考えている。


あなたは、
どのような結論に、
どのように至るのか?

それはどのような道筋を辿り、
どれくらいそれに納得がいくのか?

物語は小論文でも論文でもない。
しかし、論文と同じことを物語形式でしなければならず、
論文にないことをしなければならない。
posted by おおおかとしひこ at 15:03| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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