コンテンツピックアップ。
漫画などの原作ものを愛し、
それの実写版ならばさらにパワーアップしたものになるべきだ、
などと考えてするのは、
本当の実写化だと思う。
ファンによるコスプレで、クオリティの高いものは、
とくに実写化といって相応しい。
勿論コスプレは写真やショートムービーが限界で、
「映画」「物語」の実写化は、
長い映画史の中でほとんどないといって良いのではないか。
どちらかというと、
「興行上の理由、
つまりこの事務所の俳優や、
このロケ地を使わなければならないが、
目玉がないとやりようがないので、
こちらの都合に合うように、
今流行ってる原作をピックアップし、
適宜アレンジを加える」
が横行している。
そこに原作の深い理解や愛や、
原作の欠点を覆し、よりその尺に最適な、
完璧なものにしようという作品はほとんどない。
(漫画のアニメ化には時々あるらしい。
手前味噌だが、ドラマ風魔もその末席にいると思う。
舞台版風魔は無関知)
このブログの最初の記事は、
実写版ガッチャマンについて僕が立てたプロットだった。
これは本当に実写化を考えて作ったものだが、
誰かが作った実写版は、
カスのようなものだった。
このカスっぷり、
色んな間違いぶりを、
一言で示せないかと思った。
「あれは実写化などという尊い仕事ではなく、
○○○に過ぎない」
の○○○に入る言葉を作るべきだと考えた。
僕は、
コンテンツピックアップに過ぎない、
ということにする。
もっと痛烈で皮肉が効いてるものがあるといいなあ。
2019年11月18日
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