2019年11月20日

【配列】新下駄を人に説明するとき

ordinary manさんの議論。
(元々飛鳥使いで、最近新下駄をマスターしつつあるようだ)
https://mobile.twitter.com/ordinarymoons/status/1196780665900920832


僕は飛鳥も新下駄も実用まで行かなかったので偉そうに比較出来ないけど、
新下駄を一言で言うならば、
「逆手中指または薬指と同時押しで、
親指を使わない配列」と説明するかもしれない。

もう少しつけるなら、
「清濁別置」を、
さらにつけるなら、
「頻出二連接を打ちやすいような文字配置」
を加えると思う。


拗音や外来音などの1モーラ1アクションは、
下駄、新下駄の切り拓いたパイオニア的特徴だけど、
高々3%出現率のこのことよりも、
際立った良さが新下駄にはあると思う。

(薙刀式も独自の拗音同時押しを搭載してて、
それは凄いと思っているが、
それと配列を常用する上での大きな特徴はまた違うと思う。
恐らく薙刀式をこの程度の文字数で表現するなら、
「スペースキー1個をシフトがわりにした、
28キー範囲の最小範囲カナ配列」と言うと思う)


新下駄の打ちやすさは滑らかな連接にあって、
頻出二連接が際立って打ちやすい。
それは、シフトキーからの内側へのアルペジオも影響していると思う。

僕個人で言うと、
中指と薬指の分離がどうしても苦手で挫折したけど、
それが気にならない人にとっては、
新下駄は高速で打ち続けられる名作だと思う。
親指が空いてるから色々仕込めるし。

清濁別置は好みが分かれる部分。
僕個人は馴染めなかった。
同置ぐらいじゃないと指の範囲が付いてけない。

なので、
指の分離や範囲が広い人は、
新下駄がとても向いてると思いました。
あと合理的な思考が大好きな人。

これは飛鳥と対比できる部分で、
飛鳥は合理ではなく感覚で並べているから、
その感覚がハマる人にはとても良い配列。
新下駄は二連接単位で繋げていく印象だけど、
飛鳥はここぞと言うときは4文字以上の言葉でも繋がりが良かったりする。
親指連続シフト押しっぱなしで、繋げる感じ。

薙刀式はこの「親指連続シフト押しっぱなしで、
ここぞという言葉を速く繋げる」感覚をある程度は継承していて、
飛鳥ほどじゃないけど特定の言葉に強いと思う。
(裏を返せば偏りがある)

新下駄は活字(楷書)っぽくて、
飛鳥は筆文字(草書)っぽい。
どちらが優れているわけではなく、好みや適性の問題だと思う。

ただどっちも清濁別置なので、
それが苦手な僕は、色々同置の薙刀式に落ち着いているわけで。


ツイッターくらいで短くまとめるには、
その配列の本質だけを言う必要があり、
なかなか難しいね。



あ、iPadで新下駄を使うにはかえうちがいいかも。
(USBアダプタがやや冗長になるけど)
「モバイル」だけでよいなら、
SurfaceやWinタブ+DvorakJのシステムが最適解と思います。(僕がこれ)
Bluetoothキーボード使えるし、自作キーボード使えるし。
qmk新下駄はまだ実装例がない。
Karabiner-Elements実装はあるので、MacBookもありか。
posted by おおおかとしひこ at 12:04| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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