2019年11月29日

モンタージュ効果2

また下ネタですが、「はしょれメロス」。
https://mobile.twitter.com/romanda_frozen/status/1199683841083887616


セリヌンティウスの意味が変わってしまっていたり、
「メロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。」
の下りの意味がまるで変わってしまっているのは、
モンタージュ効果によるものである。

逆に、下ネタとは、
普通の言葉をエロい意味に変えて遊ぶことが、
ひとつの構造パターンであるわけだ。

僕の好きなバカリズムのネタで、
「エロ語を全て野球用語に置き換えてエロ小説を読む」
というのがあるが、
(ただの野球用語がなにもかも隠語に聞こえる)
これも同様の構造であることがわかる。

あと「普通の言葉なのにエロ語っぽい選手権」
も同様の構造というわけだ。


ある意味Bの前に別の意味Aを置くことで、
Bが来た時Cになってしまうこと。
これがモンタージュ効果であり、
これを使いこなすことが、
ストーリーテリングの技術のひとつである。

エロがわかりやすくて楽しいのであげてみたが、
実は色んな所に例があるので、探してみてほしい。
いくつ発見したかで、
自分で使いこなす技のバリエーションが増えると思う。
posted by おおおかとしひこ at 15:35| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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