2019年12月21日

【薙刀式】手の大きい人が羨ましい

今日はファミレスで手書きの原稿書きをしてたのだが、
近くの席にも御同輩がいたようだ。
彼はずっとノートPCで打っていた。
二時間ほどコンスタントに手が止まらず、
なかなかやるなと思い、時々タイピングを盗み見していた。


勿論ブラインドタッチ。
手の動きはqwertyローマ字と思われる。
親指シフトのような同時打鍵をしてないし、
もちろん薙刀式でもない。
なかなかの速度で羨ましいなあ、
しかし薙刀式だともっと楽だぞ、
なんて思いながら見ていると、
BSは薬指で打っている。

BS薬指派は比較的いることは知っている。
小指で打っていたら頻度の関係で小指が壊れる。
エンターともども、qwertyは右小指破壊機だ。
だからそれを回避するために、
エンターBS薬指派がいることは知っている。

しかし僕の薬指は届かない。
右手首の回転でも届かなくて、手の平行移動が必要だ。
それに比べ今日の人は、
すっと伸ばせば届いていた。

帰り際に隣を通り、手の大きさを確かめる。
僕よりふた回り大きい。薬指なんて2/3関節は違う長さ。


19mmピッチが苦しゅうない人は、
ひょっとしたらqwertyローマ字が苦痛じゃないのかも、
と思い始めてきたぞ。

qwertyが苦痛なんじゃなくて、
19ピッチが苦痛なのか?俺は?


大きな掌がノートPCの上にどっかと居座り、
数字段からBSまでを支配しているように見えた。
左手の範囲も、全角半角まで届いているかのよう。

まあ、あれだったら行けるのかも。

僕は現行の日本語入力システムは糞だと思っていて、
それがここまでいろんなことを工夫してきた原動力なのだが、
そもそも前提としている手の大きさが違うから、
BSもエンターもーも全角半角も、タブ補完も、
コントロールキーも、数字も、TもYも、
遠くて効率が悪いと考えている可能性がある。

今のままの19ピッチだと、
「TYを除いた28キーと、1U親指が4程度」
が僕の意思が反映できる範囲で、
カタナ式と薙刀式はその範囲で全てをコントロールする。

ふた回りくらい手の範囲が異なるのは、
合理性ではなく手の大きさだとしたら。


16ピッチのパンタグラフは持っているが、
押下圧が重すぎてやる気がしない。
クリームスイッチで15gで、16ピッチで、
60%キーボードがあったら、
それでqwertyを打ってみたいものだ。

原因が論理配列でなく、
物理である可能性があるかもしれない。

残念ながら16ピッチの自作キーボードは研究が進んでいない。
みんなまだこのことに、
気づいていない可能性が高い。
「キーキャップがないから」「売れなさそうだから」
が理由か?それじゃあデファクトスタンダードを認めるような発言だ。
自作キーボードはそれを突破するためにあると思う。


バスケじゃねえんだからさ、
手の大きさで制限されるタイピングってなんなんだよ。
字を書くという人としての基本に、
手のサイズが必要っておかしいだろ。


帰りの電車で、黒人たちの集団と隣り合う。
彼らの小指が、大体僕の薬指だな。
彼らの薬指も人差し指も、僕の中指より長い。僕の中指の4節ぶんある。
19ピッチは、ああいう手のために作られたはず。
posted by おおおかとしひこ at 22:42| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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